温熱のすすめ

カラダを温めることがどれだけ大事なのか。最近はカラダの冷えが万病をもたらすというような情報も度々発信されているので、カラダを温める重要性が世の中に浸透してきたように感じます。
そもそも未だに体温の勘違いがあって、37度が発熱と思われている方が多いのですが、基本的には37度は平熱の範囲内なのです。(体温に関しての詳細は、テルモ体温研究所のHPをご覧ください。)
体温が36度以下の方はどれだけ、カラダが冷えているのかということを念頭におきながら温めることの重要性を理解していただければと思います。
カラダを温めると具体的にどのような効果があるのか。代表的なものを以下に紹介しておきます。
免疫力UP
カラダが温まると、免疫力があがります。色んな観点から免疫力UPをうたえるのですが、最も大事なことは、酵素学の観点からみた点です。
酵素とは、人間が生きていく上でなくてはならない物質で、車でいうとエンジンオイルのようなものです。この酵素の働きが最も良い適温が、37度前後といわれています。
人間の平熱が37度前後と定義されているのも、酵素がもっとも活発に働く温度と同じだと納得がいきます。
カラダを温めて、本来の人間の平熱37度前後を達成出来れば、細菌やウイルスなどを撃退してくれる酵素も活性化するので、免疫力UPに十分効果があるといえます。
代謝UP
カラダが温まって、血の流れが良くなると、カラダの隅々までスムーズに栄養素などを運べるようになるので、カラダの新陳代謝が活発化して、カラダの各機能が向上します。
これによって、基礎代謝自体がアップするので、代謝UPが可能になります。一般的によくいわれているのが、体温が1度上昇すると、基礎代謝が13%UPするといわれています。
便秘解消
プロバイオティクスや食物繊維など、腸内環境をあげると便秘が解消するなどの情報はよくあります。
確かにそれらによって改善することもありますが、そもそも血行が悪くなっていたり、腸の温度が冷えで低下していると、腸の機能低下を引き起こしてしまいます。
カラダを温めて、腸などの体温が上昇すると、腸の蠕動運動が活発になって便秘解消になります。
精神の安定
カラダが冷えた人をみかけると、肌が黒っぽく血の気の無い方が多くいらっしゃいます。
そんな方たちは、すべての人ではないですが、元気で活発な人はあまりみかけません。カラダが冷えていると、生命活動が滞りやすくなり、自然と精神状態も沈みがちになってくるからです。
カラダを温めるとこのような精神状態も無くなりはじめ、ストレスにも耐性がでるといわれています。
カラダを温めるには海水温熱療法がおすすめ
カラダを温める方法は色々なものがあります。よく言われるのが、お風呂に浸かったり、薬膳関係でカラダを冷やす食べ物を減らして、カラダを温める食材をしっかり摂取することなどです。
カラダの不定愁訴は先天的なものがない限り、生活習慣からくるものが殆どです。ですので、基本的には生活習慣に気を遣って、規則正しい生活や食べる物に注意を払っていると徐々に改善していきます。
ただ、現代社会では、これらを行うことが凄く難しい環境になっています。不規則な仕事環境の増加や、添加物まみれの食べ物に囲まれていると、なかなかうまくいかないものです。
せっかく頑張っていても、途中で挫折してしまう方をたくさんみてきました。(私もその中の1人です。)
そんな中で、海水温熱療法は、週に1回継続して受ければ、平均で3ヶ月位で、平熱が上昇し、免疫力や代謝がUPし、便秘解消やストレス緩和などの効果がでていきます。
なぜそのようなことが起きるのかというと、なかなか温めることが難しい、カラダの深部に位置する内臓に熱が届き温めることが出来るからです。(内臓は体温の55%を占めており、もっとも熱産生の高い部位となる。)
仕事や家事に追われて、生活習慣を変えることがなかなか難しい現代社会なので、手っ取り早く基礎体温を向上させるために、海水温熱療法が向いているといえます。それがすなわり 『 温熱のすすめ 』 ということになります。