お酒を呑むとだるい… それは肝機能低下のサイン⁉
接待・ストレス解消・嗜好品などなど、色んな観点からみて、お酒は魅力的なものです。ただ、お酒を呑む頻度が多くなったり、お酒を呑む量が多くなってしまうと、その翌日「カラダがだるい」という症状にさいなまれてしまいます。お酒を呑みすぎた翌日はカラダがだるくなることはわかっていても、ついつい呑みすぎてしまうのがお酒です。そんなスパイラルから簡単に抜け出す手段はないのか。そんな方にぜひおすすめしたいものが肝臓を温めるということです。肝臓を温めることが出来れば、肝臓機能が上昇するので、お酒でのだるさは一気に改善に向かっていきます。
そもそも肝臓の機能はどんなものがあるのか
肝臓の機能には大きく分けて4つの項目があります。この機能を解っていた方が、お酒を呑んだ翌日のだるくなるメカニズムと、肝臓を温めて肝機能が上昇することで、だるさを改善してくれるメカニズムが解るので少し触れておきます。
代謝機能
基礎代謝などの言葉や情報は最近よく耳にするようになったので、多少は知識があると思いますが、代謝とは簡単にいうと、「(カラダを動かす為に必要な)エネルギーをつくりだすまでの一連の流れ」のことを言います。肝臓では、食べ物から摂取した栄養素をカラダを動かす為に必要なエネルギーに変換する働きを担っています。
解毒作用
食べ物から摂取するものには、カラダに有害な物質もたくさん含まれています。薬や添加物などがそうですが、お酒のアルコールに関しても有毒になります。これらの有毒な物質を解毒するのも肝臓の大事な働きになっています。「肝臓 = お酒」という概念はこの解毒作用が大きな影響を与えています。
カラダに必要なエネルギーを蓄える
グルコースという栄養素の名前は最近よく紹介されているので、聞いたことがあるかもしれませんが、脳に必要なエネルギー源になります。肝臓は代謝や解毒などの働き以外にも、グルコースなどの栄養素の貯蔵庫としての機能も有しています。
胆汁をつくりだす
胆汁という言葉はよく耳にしますが、どんなものかというとなかなかでてきません。胆汁とは簡単にいうと、「脂肪を消化するのにひつような物質」になります。いわゆる消化酵素と呼ばれるものの1つになります。資質を消化するのに付随して血液中のコレステロールの調整という役割も担っているので、カラダの健康に大事な要素の1つになります。
これらの、肝臓機能を踏まえた上で、お酒を呑んだ翌日にカラダがだるくなる原因をさぐっていきましょう。
お酒を呑んでカラダがだるくなる原因
お酒を呑んでカラダがだるくなるのは、肝臓機能が低下するのが原因だということだけにフィーチャーしてみていくと、肝臓機能が低下する要因は、肝臓機能のところで紹介したように、お酒のアルコールを解毒するのが肝臓なので、アルコールが体内に入りすぎると、肝臓がフル回転状態になって、それにより肝臓が疲弊して肝臓機能が低下していきます。
こうなると、上記であげたような肝臓機能のそれぞれが低下してしまいます。代謝機能でいうと、食べ物からカラダを動かすのに必要なエネルギーをつくりだすことが出来なくなってしまうために、単純にカラダを動かす能力が低下してしまいます。胆汁をつくりだす観点からみてみると、胆汁をつくりだす機能が低下することによって、血液中のコレストロール値が高くなってしまいます。これにより、血液がどろどろになってしまい、カラダの様々な機能が低下してしまいます。これらの要因が大きく作用し、カラダがだるいという症状を引き起こしてしまうのです。
お酒を呑んでだるくなったカラダをリセットする方法
お酒を呑んでカラダがだるくならないようにする1番の方法はお酒を呑まないとか、適量にするといったことですが、なかなかそうもいかないことが多いはずです。だるくならないように事前準備として、お酒を呑む前に、ウコンを摂取したり、しじみエキスを摂取したりと、肝機能を高めるようなサプリメントを摂取するのが一般的です。これには効果がある方ない方千差万別ですので、効果がでない方や、摂取し忘れたような場合は、だるくなった後の対処が必要になってきます。
だるくなった後の対処はなかなか難しいものですが、肝臓やすい臓を温めると、だるさがかなり改善することが解りました。相当量のお酒が残っていたり、顔色が土気色な状態で、肝機能が正常に機能してないくらいのだるさが残っている方でも、海水温熱療法を行うと、8 ~ 9割方改善しました。だるさは元より、2日酔いの諸症状や、気持ち悪さも改善していました。
肝臓に熱をいれて、肝機能が元通りに正常に働き始めたというのと、アルコールが抜けたというのが主要因だと想定しますが、エビデンスなどは残念ながらありません。でも1つ言えるのは、かなりの確立でだるさなどの症状が1回で改善するので、お酒を呑みすぎた次の日などの、カラダがだるさがでて辛ければ、とにかく早急に海水温熱療法を受けることがおすすめします。嘘のようにすっきり回復しますので是非。