先天性喘息における海水温熱療法
年齢:20代
性別:男性
職業:オリンピック選手
特徴:世界レベルの選手であるが、小児の頃から先天性の喘息を患っている
経緯
2024年パリオリンピックに向けて喘息を緩和したいということで来店。
海水温熱士としての初見
種目的に初めてのプロ選手で、所見ではカラダのバランスや筋肉のつき方は惚れ惚れするものでした。ただ肩回りの筋肉の拘縮が見受けられるので鎖骨や肋骨の可動に制限がかかっていそうな状態であった。
温熱の方針
ご多忙中の方なのでカウンセリング無しで直ぐに海水温熱療法を開始した。施術の中で熱のはね返りをみながら必要部分に随時熱入れの強弱をつけることとした。
施術内容
海水温熱療法の基本的な流れで全身を50分間温めていく。
施術回数・頻度・期間
ご多忙で全国を回られるのでタイミングが合えば海水温熱療法を行うことになっている。初回は東京品川での出張施術となった。
施術後の経過
9月27日(初回)
筋肉疲労やカラダを鍛えた代償としての深部癒着があるため熱のはね返りが大部分にみられ、本人的に熱い筈なのに、プロ選手だけあって我慢されるので効率的に熱入れが可能だった。
先天性の喘息なので気管支周辺の熱のはね返りが多少あったが、そこまで重篤な感じもなく割とスムーズに熱入りが完了したので、普段行わない肋骨全体の熱入れを実施したことろ肋骨全体のはね返りが強くでていた。
集中的に肋骨全体の熱入りを実施したところ考えていた以上に熱が浸透していったので手応えを感じた。
施術終了後に本人から「めちゃくちゃ呼吸がしやすい!これはどこに行ったらまた受けられるんですか?」という言葉を頂いたので、基本的に大阪ですが、タイミングが合えば東京や名古屋でも施術可能ということを伝えた。