ディゾルブピーリングで瞬時に腰痛6割緩和した理由
瞬時に腰痛が6割緩和した経緯
先日3か月ぶりに来店された女性のクライアントさん。「カラダが限界になったから。」という理由で来店。
ディゾルブピーリング施術
カラダの状態を把握する為に通常の全身の海水温熱療法を施術してみたところ。まず腰痛に関与する両アキレス腱に違和感のある熱さがある。(腰痛があるか確認してみたところ何故解るのかと驚かれていた。)大腿部から下腿部に至るまで全体的に血流等の滞留がみられるため疲労が溜まっているというみたてを立てながら骨盤周りから背中にかけて温めていく。
右腰上部が冷たいので肝機能がかなり低下している。「睡眠取れてないですね。」と伝えると「まったく寝れてないです。」という回答。アキレス腱のくだりから腰痛をなんとか出来ればと脊柱を中心に熱入れを行っていこうかと考えていたが、肝機能で異常を感じた為、内臓機能の底上げに転換して熱入れを行う。
仰向け状態では内臓機能を入念にみていく。十二指腸と膵臓が必死に熱を発しつつ熱を取り入れようとしているので、膵臓に由来する何かしらの機能が低下していると見立て「膵臓なにかおかしいですね。」と伝えると、実は温熱の予約をした数時間前に病院の検査で膵臓の精密検査が必要との診断を受けて心配しての来店だったようで驚かれていた。熱の反応ではそこまで膵臓機能が悪化している様には思えなかったので、それを伝えて安心していただいた。
仰向けの施術が完了して、座位で熱入れをする為に起き上がってもらったところ腰痛で起き上がるのが困難でサポートしながら起き上がってもらった。温熱療法では腰痛緩和は左程起きなかったが、内臓機能向上の為の底上げが出来たことで温熱の施術は終了した。
今年の1月から温熱療法50分と細胞セラピー頭部10分を通常のメニューとして施術しているので、今回のクライアントさんに対しても頭部細胞セラピーを施術し、終了後に起き上がってもらったところ、先程とは打って変わって自力でスッと起き上がることが出来て「腰痛がなくなってる。」という驚きの言葉をいただいた。
立ってもらってカラダを動かして確認してもらったが、やはり6割程度は緩和してスムーズにカラダが動かせるようになったようだ。
特に腰痛を狙って施術していた訳でもないので、その場でなぜその様なことが起こったか応えることが出来なかったが、施術後に私なりに検証してみた。
スーパーフィシャル・バック・ラインのリリース
スーパーフィシャル・バック・ラインとは目の上辺りから爪先までカラダの後面を繋いでいる筋膜の繋がりで左右2本あるものです。(スーパーフィシャル・フロント・ラインも在って、耳の後ろの後頭部から爪先まで前面を繋いでいる。)
機能としては、姿勢を直立に保ったり(スーパフィシャル・フロント・ラインと協調)カラダを後に曲げる動き、カラダを前に曲げるのを制限する働きがある。
今回のクライアントさんの場合、仕事で大きな問題が発生し戦略的に目まぐるしく頭を使われている様子(脳の熱の反応や本人の話を聞いたことが根拠)だったことが、スーパフィシャル・バック・ラインにも影響し(スーパーフィシャル・バック・ラインは全身タイツの様なイメージで頭の部分をギュッと詰まんだらその箇所がシワになり首や背中などの筋膜が引っ張られてピーンとなった状態)腰痛や稼働制限を起こしていたと仮定出来る。
頭部の細胞セラピーによって、頭部癒着を外す(又は筋膜を解いていく)ことによってスーパーフィシャル・バック・ラインがリリースされ腰痛や稼働制限が解除されたことで緩和したと仮説をたてた。
この様な感じで一瞬にして腰痛が緩和された例はこれで3件目になるが、すべての種類の腰痛が緩和されるということではない。今回の様なパターンの特性の1つとして挙げられるのが、ストレス的な頭の使い方を過度にした時に起こるきらいがあるので、急性的なモノで且つ可動域制限がかかる(首や腰の痛みで起き上がる時に困難など。)ものであれば緩和する可能性は大きいと考える。