海水温熱療法が目の疲れに効く深層メカニズム ~ 目の奥までじんわり届く見えない疲れの救済療法 ~

スマホ・パソコン・LEDと、現代人の目は四六時中緊張と酷使にさらされています。眼精疲労とは単なる疲れ目ではなく…
- ピント調節を行う筋肉(毛様体筋)のこわばり
- 目の周囲や深層の血行不良
- 自律神経の偏り(交感神経優位)
- 頭から首まわりの緊張連鎖
などが複雑に絡んだ 目のエネルギー渋滞 の状態ともいえます。私が知る1番目の疲れに効果的ななのが海水温熱療法ですので、その名に恥じない様な深層メカニズムを解説していきます。
頭部・首筋・背中への温熱刺激が目の後ろのうっ滞を流す
眼精疲労の正体は目そのものよりも目の裏側に広がる静脈や神経・筋肉のコリ固まりにあります。
海水温熱療法では…
- 後頭部(視覚野)
- 首の付け根(視神経の通り道)
- 肩甲骨まわり(眼の血流を支える筋ポンプ)
に的確な温熱刺激を与えることで、目の後ろの滞りがゆるみ血液と神経の流れが甦らせることが可能な施術で、まさに目の裏の詰まりを裏ルートから解きほぐすアプローチとなります。
眼球のピント調整筋が緩むことで視界の曇りが晴れる
目の中にはカメラのピントを合わせるような筋肉(毛様体筋)があり、スマホやパソコンなど近いところを見続けていると。毛様体筋が長時間緊張しっぱなしになってしまうので…
- ぼやける
- ピントが合いにくい
- 目がしょぼしょぼする
といった症状につながっていきます。
海水温熱療法で全身が温まっていくと自律神経が整い筋肉がゆるみやすくなっていくので、ピント調節筋もふわっと緩んで視界がクリアになる感覚がでていきます。
首コリが取れることで眼の静脈うっ滞が解消
眼球は血液の流れだけでなく戻る流れ(静脈)も他の箇所以上に重要な組織ですが、首のコリや緊張によってこの排水管が詰まりやすくなってしまっています。
海水温熱療法での温熱刺激が首の深層筋まで届くと、凝り固まっていた筋肉が溶けるようにゆるみ、目から脳へ戻る静脈の流れが回復していくので、眼圧感や目の重だるさも解放されていくようになります。
海水ミネラルと深部加温が眼の再生環境を整える
目の組織は再生サイクルがとても速く栄養や酸素を大量に必要とします。
海水温熱療法での深部加温は、酸素供給の促進やATP産生(細胞のエネルギー)アップを通して、眼の微細組織の再生モードをオンにしてくれますし、海水に含まれているマグネシウムやカルシウムが神経伝達の正常化や炎症の沈静にも一役買ってくれるので、再生サイクル活性化がおおいに期待できます。
視界のストレスが抜けると感情と脳がほどける
眼精疲労の裏には、実は脳疲労や感情の抑圧が隠れていることが多いことが解ってきています。SNSが普及した現代社会に住む私たちは目で情報を取りすぎていて、見たくないものまで過剰に受け取ってしまっている状態です。その情報処理に脳が追いつかず、気づかぬうちに感情のゴミが視覚まわりに溜まっていくのも現代環境の問題の1つです。
海水温熱療法は熱と波動によって、脳のこわばりをほどき、こころの視界を開いてくれます。実際、目を温めたあとに見え方がクリアになったとか、頭がクリアになったという感想を持たれる方が殆どです。
まとめ
目の疲れはある意味見えないストレスの象徴ともいえますが、海水温熱療法は、ただ目の疲れをとるだけではなく…
- 神経の滞り
- 血液とエネルギーの流れ
- 内側に閉じ込めた感情や情報
を丸ごと解放しながら、見る力そのものを回復させるセラピーだといえます。目は情報と感情の通り道で、その目が軽くなるということは、人生の視界そのものが明るくなるということでもあります。目は口程に物を言うとはよくいったものですが、そんな大切な目を疲れたまま置いてけぼりにしないで優しくいたわってあげましょう。