海水温熱療法の苦手分野
海水温熱療法は、これに効くといった断定できる何かはないのですが、色んなモノに効果を発揮します。
代表的なモノであれば、腰痛・肩こり・眼精疲労・生理痛・免疫UP・基礎体温向上・冷え性・不眠症・ストレスetc。
イメージとしては、カラダの芯やカラダの深部の筋肉や内臓などの冷えが原因で起こっている痛みや不具合に関しては、ある程度改善が見込める療法になります。
ただ、世の中に万能薬がないように、海水温熱療法も決して万能ではありません。私の経験上、改善が全くみられなかったものがありますので、それを紹介させていただきます。
椎間板ヘルニア
ヘルニアには脱腸や裂孔など色んな種類がありますが、私の場合は、椎間板ヘルニアになります。
椎間板ヘルニアはメジャーになっているので、お解かりの方も多いと思いますが、椎骨の間のクッションである、椎間板が飛び出てしまい、神経を圧迫して痺れや麻痺を引き起こすものです。
ボランティアで毎日3時間中腰の姿勢で草取りを繰り返すうちに、右臀部から右足首まで痺れがでてしまい、最終的には200メートル以上の歩行困難と、睡眠時に痛みで寝れないといった、重度の症状まで陥ってしまいました。
この症状が半年以上続き、海水温熱療法で改善するか試みましたが、全く改善にはいたりませんでした。
海水温熱療法は、椎間板の変性や神経系の痛み(痺れ)には、全く効かないということが解りました。(もしかしたら症状が緩和する方もいらっしゃるかもしれませんが、恐らくレアケースになるまし。)
因みに半年間色んなところに行って改善を試みましたが(手術以外)以下の、アキサワ東京カイロプラクティクで治療することが出来ました。
3ヶ月もあればよくなるので、もしヘルニアでお悩みの場合は是非。(アキサワ東京カイロプラクティクのHPは、こちらをご覧ください。)
骨折
トレーニングジムのクライアントさんで、スノーボードをしている最中に転倒して、肘を複雑骨折された方がいらっしゃいました。
一般的には、この場合、肘は固定なので、筋肉の硬縮が大きくでてしまいます。
海水温熱療法は深部の筋肉を和らげる効果が期待出来るので、施術を行いたいところですが、骨折した場合、数ヶ月間は施術困難になります。
理由としては、骨折箇所周辺が物凄く熱くて我慢出来ないレベルだからと言われています。効果がないというよりは、施術が出来ないといった感じになります。
まとめ
海水温熱療法は、他の療法などと同じで、万能ではありません。特に上記であげたような、骨折などの急性なものや、神経に関わるような場合は、直接的な改善は恐らく難しいです。
そのような症状の場合は、病院や上記であげたカイロプラクティクなどでの治療をお勧めします。
海水温熱療法の使い方としては、慢性的な疾患、例えば、腰痛や肩こり、カラダ(内臓)の冷えなど慢性的な症状の改善に向いている施術といえます。治療する場合は、適材適所で自身にあったチョイスが効率的で効果的だといえます。