慢性疲労症候群における海水温熱療法
年齢:30代
性別:女性
職業:セラピスト
特徴:家事と仕事の両立での疲弊や人間関係等のストレスにより心身共の疲労
経緯
カラダの不定愁訴が重なり元気がでない。慢性疲労症候群様な症状緩和の為にご来店。
海水温熱士としての初見
来店当初にまず感じたのが滞り。血液やリンパなどカラダの流れが停滞して循環していない様子がみられ、自然治癒力や免疫力が低下しカラダが回復出来ないカラダの状態になっていた。
温熱の方針
慢性疲労症候群の場合は腸内環境悪化が起点になっていることが多いが、不定愁訴が色んな部位に点在している可能性が高いので、初回に全体的に出来る限り熱入れを行い、2回目以降どの様な反応がでるかを注意深くみながら温熱を行っていく。
施術内容
海水温熱療法の基本的な流れで全身を50分間温めていく。熱入りが悪い場所などはカラダを冷やさない様に気をつけながら、じっくりと熱入りを行っていく。
施術回数・頻度・期間
遠方の方で感覚を詰めたり頻度を増やすのが難しい為、出張時や大阪に来店できるタイミングで、出来る限りの施術をしていくというスタンスで施術を開始した。
施術後の経過
11月9日(初回)
お会いした時にまず感じたのが「しんどそう。」「滞って籠ってそう。」でした。実際に施術をしてみると、熱入りの感じは悪くはないのですが、施術後に少しだるさがでるだろうなという感覚でした。それでも熱をしっかりいれるしかないので、出来る限り熱入れを行った。
とにかく頭の熱のはね返りが強く、日ごろ我慢されている感じを強く感じました。色々お悩みがありそうなので少し寄り添う感じで施術を行った。
12月8日(2回目)
およそ1カ月後の来店で、お姿を拝見した時に前回とは違う印象でしたが「疲れてそう。」という感じでした。
施術に関しては前回よりも良い反応が多く(頭も前回よりはかなり改善していた。)50%くらいは状態を戻せたという手応えはありました。ただ、脾臓の熱はね返りがきつく免疫力は低下している印象でした。
施術後は本人的にはかなりスッキリした様子だったので、回復しようとするカラダの状態が戻った感じがした。
12月26日(3回目)
施術を開始してから少しして、あきらかにこれまでの施術よりも上手くいっていることを感じました。これまでのポイントであった頭や脾臓もスムーズに熱入りが完了したので凄く手応えを感じて施術終了することが出来ました。
終わった後に立位姿勢でチェックしたら顔の表情などが「パーン」という感じで仕上がっていたので、思わず「完璧ですね。」と声にだしてしまいましたが、本人も呼応する様に「すごいスッキリして元気になりました。」と仰ってくださいました。
当分はこのままいけるので、また慢性疲労症候群の兆候を感じたら受けに来てくださいということをお伝えして終わりました。私も10年前に慢性疲労症候群様な経験をしたことがありますが、原因が解らずただただ身体が怠いのが延々と続くので本当にきついですが、少しでもサポート出来た様で自身に繋がりました。