子宮筋腫における海水温熱療法
年齢:44歳
性別:女性
職業:主婦
特徴:日常生活の我慢等による下腹部血流等の流れ不良による滞留。
経緯
3月上旬の婦人科系の検診により子宮筋腫(良性)がみつかったことで施術を受けられることになった。
海水温熱士としての初見
顔色が土気色に近く、日々の睡眠で1日の疲労が抜けていないことが表れていて、全身を巡る流れが滞っているのが顕著にみてとれた。子宮筋腫云々よりもまずは全体を流れを循環させることが不可欠。
温熱の方針
全身の循環を狙いながらカラダの回復力アップを狙う。+1に関しては子宮を中心とした下腹部から腸腰筋にかけての緩みを意識しながら熱入れを行っていく。
施術内容
全身の海水温熱療法に加えて、頭部の筋膜等の癒着が顕著であったので、頭部細胞セラピーを入念に行いながら全身の筋膜リリースしつつ血流アップを狙っていく内容。
施術回数・頻度・期間
所見では隔週で2週間に1回の施術で2~3ヶ月あればある程度の成果が得られる感じでしたが、カラダがしんどいということで本人希望で毎週1回受けられることになった。
施術後の経過
3月11日(初回)
熱の入り方事態はそこまで悪くはないが、全体的に滞留している感覚を受けた。子宮近辺の熱入りは多少熱さが伴うもののそこまで悪い反応はなかったので、そんなに時間がかからず変化がおきそうであった。頭部筋膜等の癒着が最も深刻で思考がブロックされている様な感じがした。
3月18日(2回目)
1週間前に比べて滞留によるカラダのこわばり様な感じが少し抜けており、熱入りが若干程スムーズになった。子宮近辺の反応も前回に比べるとよくなっていた。頭部に関しては随分と時間がかかりそうである。
3月28日(3回目)
カラダ全体の流れがスムーズになってきているからか顔色が多少よくなってきている。子宮近辺も徐々に回復している感じがある。
4月8日(4回目)
頭部癒着や持病の首コリや股関節周りのコリなどの課題はあるものの、カラダの流れ的にはある程度の状態にもっていけた。子宮近辺の流れもまずまずの状態にある。
※ この状態から約3ヶ月間良いも悪いも平行線が続いたことで、最大の目標であった子宮筋腫改善というところまではいかないかもしれないという不安が芽生えた。(5回目~15回目迄は内容がほぼ同じなので割愛。)が、しかし、15回目が終わって数日後にご本人から連絡があって、婦人科の定期健診で医師から「筋腫分娩」という診断を受けたとのこと。診断を受けた翌日に病院で麻酔等無しで針金の様なもので引っかけて子宮からでてきている筋腫を取り出して処置が完了して完治したとのこと。2.5㎝の子宮筋腫だったが痛みも何もなく自然に取れたのが本当に良かったと喜ばれていた。筋腫分娩ということを初めて聞いて驚いたが、何にせよ子宮筋腫が無くなったという結果については凄く満足出来た事案だった。