溶かす削ぐ巡る細胞セラピー【ディゾルブピーリング】
ディゾルブピーリングとは
生まれた理由
海水温熱療法を始めて6年経過した頃に、海水温熱療法だけではクライアントさんすべての不定愁訴を改善することは出来ないということを感じてきました。
どんなに温熱の回数をこなしても、どんなに工夫しても、どうしても熱が入っていかない個所や、どうしてもうまくいかない個所があります。特にお腹周り(特に大腸)や女性の骨盤周りなどです。悪い箇所があるのによくすることができない。施術家としてこれだけもどかしいことはありません。
これまではどうしようもできない方に関しては、クライアントさんの症状に合わせて、その方にあった専門の治療院を紹介して対応していて、それによりある程度の解消は出来ていましたが、それでも腸や子宮などの内臓関係や深層部分の結合組織改善には至りませんでした。
そんな葛藤の日々の中で細胞セラピーという施術に出会います。私自身が長年取り組んできた腸の状態アップ。海水温熱療法をしても、1口120回の租借をしても、添加物を完全にカットしても、断食をしても、特殊な泥を服用しても、何をしても状態があがらなかった私の腸が、数回の細胞セラピーの施術だけで、どんどんよくなっていくのが判ったのです。
細胞セラピーの発案者であり20年以上世界を回り、錚々たる著名人をはじめ医療では改善出来ないような重篤なクライアントさんを何千人も施術してこられた吉元さん。
世界中の施術を受けてきたけど、結果のでる施術がなかったと仰っていたのに海水温熱療法は凄いと言っていただき、昨年から海水温熱療法と細胞セラピーのコラボレーションで東京・静岡・名古屋・大阪で色んな方の施術を実施しました。
コラボレーションによりクライアントさんのあまりの急速な成果に2人でただただ驚いていましたが、その頃から吉元さんの猛烈なプッシュにより私も細胞セラピーの研修を受けることになりました。細胞セラピーが出来るようになってしばらくして、よくよく考えたら海水温熱療法と細胞セラピーの両方を出来る施術家は私しかいないことに気づきます。
海水温熱 + 細胞セラピー
このコラボであればこれまで海水温熱療法だけではどうにも出来なかった方もよい成果がだせる。その確信を得てこの度「ディゾルブピーリング」を立ち上げることになりました。ちなみにディゾルブピーリングは細胞セラピー生みの親の吉元さんの命名になります。
ディゾルブについて(海水温熱)
ディゾルブという英語を日本語に訳すと「溶かす」や「分解する」になります。
吉元さんが海水温熱療法を受けたり、海水温熱療法後に細胞セラピーを施術した時に「細胞を溶かしてつなぐ感じがする」「リキッドにアプローチする」という印象を持たれ、ディゾルブと名付けられました。
ディゾルブという観点から海水温熱療法をみると、海水温熱療法の施術でクライアントさんにアプローチする温度は40度~45度(場合によっては50度)なので物理的に「溶かす」ということは起こりえません。感覚的には熱や量子的な何かにより、細胞が緩んだり融合したりしてギュッと拘縮しているものが解ける(溶かすより解かすイメージ)感じがします。
海水温熱療法も細胞セラピーと同じように20数年前に誕生した民間療法で、海水で蒸したタオルで全身を温めていくものです。湿った熱はカラダの深部に浸透していく。海水で蒸すことによって、量子力学的な何かにより免疫力や自然治癒力が高まっていくというものです。6年以上の施術経験により、短期的に悪化したものなど、ある程度の不定愁訴なら元気にすることが可能で、私の主たる施術になります。
ピーリングについて(細胞セラピー)
細胞セラピーは20年前に吉元さんが考案されたものということは前述しましたが、この施術はカラダの60兆個の細胞に焦点をあて、細胞同士の癒着が不定愁訴の根本の原因だとしています。
歳を重ねるごとに結合組織が硬くなったり脆くなったりするのはイメージが湧きやすいですが、これらのことにより血流は悪くなっていきます。血流の悪くなった細胞は新陳代謝が行われなくなり、元気を失い、細胞膜などが癒着を起こしてしまい、癒着した細胞は老廃物の滞留を生じ、潤滑に栄養を運んだり老廃物を排泄できなくなるというロジックが成り立ちます。
この細胞癒着にアプローチする施術で類似するものとして、東洋マッサージ・オイルマッサージなどがあり、吉元さんも当初は癒着を剥離するために指を患部にめり込ませて癒着を剝がされていましたが、指の負担と効率の悪さで断念されます。そこでツールをつかうことを考案し、金属・水晶・ゴム・樹脂などで様々な形状のものを色々試しながら検証され今のカタチに至ります。
癒着剥離を繰り返すうちに深部癒着が徐々に解消し血液をはじめとしたカラダの流れが活性化され、新陳代謝が蘇ることによりカラダに起きている不定愁訴をよい方向に導くことができます。
海水温熱療法にも通じることですが、カラダの不定愁訴は滞りによって起こるといっても過言ではありません。1番解りやすい例をあげると、日本人の死亡原因の1番は癌ですが、血流が滞りにくい心臓癌の発生率は極めて低くなっており(脾臓や小腸も)滞りやすい箇所ほど癌が出来やすくなっています。
この例からも血流などの流れがいかに大切かが解るはずです。細胞セラピーでは、海水温熱療法では改善することが出来ない最深部の癒着解消が可能で深部の流れを呼び起こすことが可能な施術になります。
ディゾルブピーリングで期待できること
治療は治すということになりますが、私達施術家は「治す」ということは薬機法等で名言出来ませんし、厳密にいうと後述の様に治すということは出来ません。
治療というと病院や医師が頭に浮かびますが、西洋医療は薬で抑えるとか手術で悪い箇所を切除することがほとんどなので、これらも治すということはしておらず、いわゆる対症療法になります。
今の世の中で唯一治すことが出来るのは、本来個々に備わっている自然治癒力(免疫力)のみになり、私達施術家はこの自然治癒力(免疫力)を引き上げることをしています。
それが上述した様に温めたり癒着剥離による血液の好循環が大事なプロセスで、それらによって老廃物のデトックスや栄養素が患部に届けられカラダが治すための力を発揮することが可能になっていきます。
ディゾルブピーリングに期待できることは以下になりますが、これらは今迄に海水温熱療法や細胞セラピーで実際にクライアントさんに起こった事象です。
ただ、全ての方に同じような結果になるとは限らず、年齢や環境、性格や精神状態が大きく関与しますし、自然治癒力(免疫力)がどの程度あるかなどによってもどう変化していくかの度合いに差異がでますので参考程度にご覧ください。
- 神経痛(腰痛・肩こり・膝痛・椎間板ヘルニア等・坐骨神経痛)
- 内臓系(便秘・潰瘍・高血圧・高血糖・癌)
- 気管支系(気管支炎・百日咳・先天性喘息)
- 皮膚系(アトピー・蕁麻疹・湿疹)
- 婦人科系(生理痛・PMS・子宮筋腫・子宮内膜症)
- 脳系(うつ病・パニック障害・統合失調症・軽度痴呆)
- 眼・鼻・耳(視力回復・白内障・緑内障・飛蚊症・花粉症・ストレス性難聴)
- 毛髪(薄毛・白髪)
- その他(慢性疲労症候群・ストレス・低体温・冷え性・外反母趾・ヘルペス・シミ・無呼吸症・睡眠障害等)
ディゾルブピーリングの施術
ディゾルブピーリングは、まず海水温熱療法(ディゾルブ)を行います。
海水で蒸したタオルで足の先から頭のてっぺんまで丁寧に熱入れを行って、カラダを芯から温めつつ拘縮している筋肉を緩めたり、細胞に細かくアプローチして循環を促していきます。
海水温熱療法の特性の1つとして、滞っているところ(機能低下している箇所)は熱反応が強くでやすいので、その方のどこに不定愁訴があるかをチェックして、その情報を基に細胞セラピー(ピーリング)へと移行します。
細胞セラピー(ピーリング)では、その方の状態によりますが、背中・肩回り・腕周り・お腹周り・骨盤周り・大腿部・下腿部部・足の中から2~3箇所ピックアップして施術していきます。海水温熱療法によって浮き上がった癒着を剥がしていく感覚ですので、通常の細胞セラピーよりは施術時に痛みが緩和されます。
全体の施術の中で熱い感覚や痛い感覚が生じてしまいますが、施術後はスッキリ感やカラダが軽い、流れがよくなったという爽快感を感じることができます。(カラダの状態が著しく低下している場合は、好転反応としてだるさがでることがあります。)
ディゾルブピーリングSTEP
- 海水温熱療法 50分
- 細胞セラピー 40分
トータル所要時間90分で施術いたします。(お客様の状況・症状に合わせて若干前後する場合もございます。)
料金についてはこちらをご覧ください。
ディゾルブピーリングの反応
ディゾルブピーリングは施術中又はその後に多少のリスクを伴います。
海水温熱療法の場合は、施術中火傷の様な熱さを感じるのと(実際には熱反応なので火傷ではないのですが、それに近い熱さを感じることがあります。)熱が深部まで入ると数時間ほど赤みが消えない場合があります。(施術的にはこれは良いことになります。)
細胞セラピーの場合は、物理的に癒着を削いで剥がしていく行程をステンレスのツールをつかって擦っていくので痛みを伴いますし、(部位によってはかなりの痛みを伴うことがあります。)毛細血管の破損によりうっ血を引き起こしたりアザになることもあります。施術を繰り返していき癒着がなくなっていくと、うっ血やアザはでなくなっていきますが、うっ血やアザがでている時は人によっては1~2週間位残ることもあります。
これは深部組織の癒着の激しい方ほど皮膚の回復が遅く、癒着がとれるまで変色したり黒ずんだりするためです。この変色したり黒ずんでいる部分こそ患部で、特にケアする必要があります。施術回数をこなしていくうちに痛みやアザはでなくなっていきます。
海水温熱療法と細胞セラピー単体の施術でもカラダの状態はあがっていきますが、2つを組み合わせたディゾルブピーリングの最大のメリットは相互の相乗効果により効率的に短期間にカラダの状態をあげていくことが可能で、単体で行っていくよりも、熱くなくなったり、痛くなくなるのが早くなります。これは患部の状態がよくなっている証なので続けていくうちに自然治癒力(免疫力)が回復していき、カラダの不定愁訴緩和に繋がっていきます。
ディゾルブピーリングの注意点
施術できないお客様について
以下の様なお客様にはカラダの負担を考え施術をご遠慮させていただく場合はあります。
- 飲酒をされているお客様
- 骨折をされているお客様
- 術後3ヶ月以内のお客様
- 透析をされているお客様
- ペースメーカーをご使用中のお客様
- 重度の動脈瘤があるお客様
- 妊娠中のお客様
一般的な注意点
施術を受ける前に施術同意書に同意していたきます。同意書の内容は以下のモノになります。
- ディゾルブピーリングは治療ではありません。いかなる症状についても、処置を代替するものではありません。
- 施術に際してツールを使用しカラダに対して圧力をかけるため、肌荒れや皮膚にアザや傷が生じることがあります。
- 施術後に体調を崩す、倦怠感を感じる、上記の症状がでる、その他の症状がでるといった場合であっても当店は一切の責任を負いかねます。
基本的に熱さや痛みに耐えられない場合は、緩く施術することも可能ですが、かなりの時間と労力が必要になってしまうので、その様な方にはご遠慮いただくことがありますのでご了承ください。
カラダの健康について
健康なカラダとはどんなものか。15年間健康産業に身を置いて色んな角度からカラダをみてきた私の結論は「沈着がなく流れを滞らせることなく循環していること」です。前述した様にそもそもカラダには自然治癒力(免疫力)が備わっており、よっぽどのことがない限りは患部を治そうという力が働きます。
沈着が滞留を引き起こすと患部を治すことが出来ずに悪循環が起こってしまいカラダは健康とは逆にシフトしていきどんどん悪化していきます。これを解消する為には、イメージとしては学生時代や20代の時の様に多少無茶をしていても寝れば回復するというあの頃のカラダへ少しでも近づけてあげることです。
沈着や癒着は生活習慣や老化などによって毎日の積み重ねで起こっていきますので、年齢を重ねるごとにどうしてもカラダは健康とは逆方向にいってしまいますが、自力で健康なカラダを維持することも可能で、生活習慣などの改善で健康寿命を長くすることが出来ます。こうした不断の努力を軸にしてサブ的要素として、+αでディゾルブピーリングを活用していただければ幸いです。