海水温熱療法で骨盤の冷えを解消
近年女性を中心に骨盤の冷えを訴える方が増えてきました。以下のような症状のある方は、骨盤の冷えている可能性が高いです。
- 便秘(下痢)がちである。
- 冷え性である。
- 生理痛がある。
- 生理不順である。
- 小麦製品をよく摂取する。
- 湯船に浸かることが少ない。
- 胸やけをすることが多い。
- 姿勢が悪い。
- 腰痛である。
- 運動不足である。
上記に複数あてはまる方は、まず自分のお尻を触ってみてください。
触ってみて、ひんやりしている感じがあれば、まず骨盤は冷えています。この骨盤の冷えは色んな弊害を生むので注意が必要です。
女性の冷えに関しては、厚生労働省研究班が監修している、ヘルスケアラボというページが解りやすく書いてありますので、ご興味のある方は、こちらのページをご覧ください。
海水温熱療法で骨盤内に熱を注入
一般的に骨盤内に熱をいれるのは実はなかなか難しいとされています。骨盤内に熱をいれる為には、骨もありますし、何重にも筋肉が折り重なっていますし、女性の場合は脂肪も多くあります。
これは、骨盤内には生殖機能をはじめ、大事な臓器なども多数あるためです。
そんな骨盤内への熱入れですが、海水温熱療法では割と効率的に熱入れが可能です。
はじめて海水温熱療法を受けられた方で、骨盤の冷えが顕著な方は、通常の熱入れだけでは、なかなか熱が入りにくいのですが、仙骨に向かってしっかりと熱をいれると、仙骨の熱入れが終わった後は、随分と熱入れが可能になります。
仙骨に熱をいれる場合は、少し熱さを感じますが、ここをしっかりと乗り切ると、施術後に好結果がだし易いのでちょっと頑張りどころになります。
海水温熱療法で骨盤の冷え緩和の成功例
海水温熱療法で骨盤の冷えが緩和された方で、緩和までの施術回数は人によってそれぞれですが、感覚としては、4回~20回位で緩和する方が多いです。
期間にすると1カ月~6カ月になるでしょうか。この個人差は、骨盤が冷えている原因がいくつあるのか、どんなものがあるのかで変わってきます。
例えば、お尻の筋肉のコリが原因であれば、熱をいれてコリが解消することによって、比較的早く冷えが解消するでしょうし、内臓が冷えている、それに付随してお尻の筋肉も慢性的にこっていて、且つ生活習慣もよくないというような状態であれば、緩和するまでにかなりの時間を要してしまうことになります。
生理痛緩和の成功例
海水温熱療法で骨盤の冷えが緩和された方で、最も多い成功例が、生理痛がなくなったという成功例です。
軽度、重度関わらず、重度だから緩和まで時間がかかるということも特になく緩和されることが多いです。
骨盤が冷えている場合は、お尻の下側の側面に熱を入れようとすると、熱が入りにくく、熱の跳ね返りが凄いのですが、この感覚が解消しはじめて、熱が入りやすくなってから何回か海水温熱を継続していると、生理痛が緩和したと仰る方が多いです。
便秘解消の成功例
骨盤が冷えている方は、基本的に腸が冷えていることが多く、この場合は、腸内環境が低下していますし、腸の動きが停滞している可能性が非常に高くなっています。
海水温熱療法で熱をいれると、骨盤内の冷えが解消されますし、それと同時に腸にも熱が入り、腸の機能解消を促してくれます。
また、施術中に腸内に溜まったガスを潰す様に施術すると、これも腸内環境をあげることになるので、便秘解消に繋がることが多くあります。
徐々に腸の膨満感が解消され、そこから便秘解消に繋がる方が多くいらっしゃいます。
まとめ
近年は、男性でも骨盤が冷えてきている方が増えてきましたが、やはり女性の方が深刻な方が多いです。
不妊症で悩まれている方も、骨盤が冷えている方が多いですし、その他、カラダのことで悩まれている方は、高い割合で骨盤が冷えている方が多くいらっしゃいます。
対症療法は、根本治療にではないので、全てを肯定的に捉えるには至りませんが、海水温熱療法に関しては、対症療法からの導入から、一定水準を超えると予防へと推移します。
全ての症例に言えることではないですが、海水温熱療法を継続的に行っていると、色んな症状の予防になります。
運動や食事改善などの生活習慣改善がどうしても出来ないような方で、健康なカラダを目指されている場合は、海水温熱療法を継続することによって、健康なカラダをキープすることが可能ですので、そんな方はぜひ一度定期的に受けられてみてください。