YAP遺伝子とそれに類似する女性の特徴とは?

YAP遺伝子を持っていると…
- 古来日本人をルーツに持っている
- 縄文スピリットがある
- 協調・協和・平和的な属性である
などであると一時期流行っていました。わざわざ遺伝子検査をしてYAP遺伝子を持っているかどうか確認をする人もいらっしゃったくらいです。
YAP遺伝子はY染色体上にあるDNAの配列であって、男性がXY染色体であるのに対して、女性はXXが基本的な染色体の構成となっているので、Y染色体がない女性にYAP遺伝子は存在しません。ただ、YAP遺伝子を持っているかどうかの簡単な判別方法で女性の方にもYAP遺伝子を持っている印が認められ、その方の多くはYAP遺伝子を保持している男性と同じ様な特徴がよく見受けられていました。
科学的・医学的観点からYAP遺伝子を持っていない女性の特徴を解説するのは相当に無理がありますが、YAP遺伝子的な特徴を有しているという観点から(クライアントさんとの会話でもよく登場しますので。)YAP遺伝子と女性の特徴を解説してみたいと思います。
YAP遺伝子をわかりやすく解説
YAP遺伝子は遺伝子学的に説明するとまったく意味の解らないものになってしまいますが、わかりやすく解説すると、Y染色体の遺伝子上に特殊な傷のようなものができていて、そこに遺伝情報が差し込まれたものといったものになります。
YAP遺伝子は後述するハプログループのDとEだけにみられるもので、日本人が多く持つハプログループDに対して、ハプログループEに属するのはユダヤ人(但し、現代のユダヤ人の大半はハプログループJに分類され、ハプログループEは20%~30%だと云われている。)になるので、大枠でいくと日本人とユダヤ人がYAP遺伝子を持つ民族だと云えます。
Y染色体ハプログループとは?
今の地球上には、およそ80億人の人類がいるとされていますが、その人類の系図をたどっていくと、十数年前にアフリカに生存されていたと推定される1人の女性に辿り着き、この女性はミトコンドリア・イヴと呼ばれています。
これと同じように地球上の遺伝子をY染色体を基に辿っていくと20万年~30万年前にいた1人の男性に辿り着き、この男性はY染色体アダムと呼ばれています。
このY染色体アダムから何世代にも渡って遺伝子が受け継がれていくのですが、その途中でこれまで突然変異が幾度となく起こっており、アルファベットのAから最初の突然変異の分岐がA0とA1に別れ、世代が下るにしたがって分岐が進み、現在ではA~Tまで20種類のグループに別けられていています。これらのグループがY染色体ハプログループと呼ばれています。
世界分布でみるハプログループD
地球上の様々な地域にそれぞれのハプログループが分散して分布していますが、日本人の多くが持っているハプログループDは、日本だけにある特殊なグループとなり(日本列島以外では世界的にみてチベット・アンダマン諸島などに分布。)特にハプログループDの中でもさらに細分化されたハプロD1a2は地球上で日本列島のみに分布する独自のものになります。
ハプログループD(YAP遺伝子を持つ民族)の特徴
Y染色体ハプログループの中でも比較的古い段階で枝分かれしたDグループですが、日本列島以外では世界的にみてチベット・アンダマン諸島など隔絶された地域にしか存在しません。
古代から民族の歴史は侵略の歴史といえますが、侵略され支配された民族は処刑されるか戦場に駆り出されるか奴隷にされるか何れかだったといえるので、支配される側の民族のY染色体の遺伝子を子孫に残すことはとても困難なことであったと云えます。
ハプログループDが現代まで遺伝子を残せた理由は、侵略されにくい、日本列島・チベット・アンダマン諸島など隔絶された地域だったことが大きな要因になっていると云えますが、それ以外の地域にハプログループDが殆ど存在していないことに焦点をあてると、ハプログループDの民族は争いを好まない侵略しない民族ということが云えます。
そして、およそ3万年前に日本に上陸してきた民族がハプログループD1a2の遺伝子を引き継ぐ者(縄文人の始まりだと云われている。)で、日本全体に分布していきましたが、その後中国大陸や朝鮮半島からハプログループD以外の遺伝子を持つ渡来人が渡ってきて共存していくようになっていった(現在日本の約50%がハプログループDでそれ以外は他グループの遺伝子を持った男性が分布。)とされているので、これらをまとめると、ハプログループDのYAP遺伝子を持つ民族は、争いを好まない多民族と共存共栄できる平和的な種族というのが大きな特徴だといえ、このことがYAP遺伝子でよく云われる…
- 古来日本人をルーツに持っている
- 縄文スピリットがある
- 協調・協和・平和的な属性である
に繋がっていると考えられます。
YAP遺伝子の簡単な判別方法
遺伝子学上で云われていることではないので真偽は解りませんが、私の仲間内ではYAP遺伝子を持っているかどうかの判別方法で腕にある横に伸びるシワの有無で判別しています。(⇒の辺りに横に伸びるシワが在ればYAP遺伝子を持っていて、無ければYAP遺伝子を持っていないということらしいです。)
この判別方法の出所は解りませんが、案外統計学の様なもので手相などと同じ様なもので、シワがある人は協調・協和・平和的な人が多いということかもしれません。
YAP遺伝子の判別方法での女性の特徴
上述したYAP遺伝子の判別方法は個人的に結構ハマっている時期があって、色んな人の腕をみせてもらったのですが、みる前にある程度目星を立てて(平和的な人かどうか)みていたのですが、これが面白い程精度が高くて結構当たっていました。
女性にはYAP遺伝子が無いので判別方法をするのは理にかなってはいないのですが、興味本位で女性にも判別方法を試してみたところ男性と同じ比率で平和的な人程同じように横シワが在りました。
この判別方法が正しいかどうかは別として、YAP遺伝子が無い女性でも、上記の様に腕に横シワがあればYAP遺伝子を持った男性と同様に平和的な特徴が在るのではないかと密かに考えています。無いからといって平和的ではないという訳ではありませんし、実際にシワがあった人でも滅茶苦茶高圧的で好戦的な方もいらっしゃいますので、あくまでも一統計的な特徴になります。
まとめ
YAP遺伝子は女性には存在しないものですが、スピリットというか遺伝情報的に現れないもので女性にもしっかりと存在してるものだと感じています。
そもそもYAP遺伝子がまだまだ謎のベールに包まれていて、しっかりと断定されてものではないので数十年後に違った認識になっている可能性すらあります。いずれにせよYAP遺伝子が在ろうが無かろうが常々平和的に生きていきたいものでありますね。