海水温熱士になるということ
海水温熱士各々の捉え方によりますが、私が考える海水温熱士になるということは「誰かの健康サポーター」になるということです。
誰かが家族なのかクライアントさんなのかは海水温熱士の諸々のキャパによりますが、相手が誰であっても健康サポーターであることは間違いありません。
海水温熱士のスキルや考え方にもよりますが、健康サポートの示す範囲としては、温めることによってカラダがポカポカするといったレベルから、その方の不定愁訴や長年のカラダの悩み事を解消するレベルまであります。
海水温熱療法はあくまでも民間療法ですので海水温熱士は施術家になりますが、ハイレベルな海水温熱療法士がだす成果に関しては治療家といってもいいような事象もたくさんあります。
開業する場合などは、SNSなどの情報を通じて海水温熱療法に高い期待を抱いてご来店される方も多数いらっしゃいますので、海水温熱士になるということは、受け手から何らかの健康を求められていることを自覚して、それに応えられる施術家になる意識を持つことが大切です。
海水温熱士の仕事
私がこれまで6年間海水温熱士として取り組んできた仕事は「目の前の方を良くする。」ただ一点であり、それを達成するためにボランティアで回数をこなしたり周波数をあげる為にエクストリームスポーツをしたりと、スキルアップに繋がることに関してとことん取り組んできました。
それらの取り組みにより自他共に認める程レベルアップして海水温熱士として充実した毎日を送っているのですが、ある時気づきます。私がクライアントさんを良くするのではなくて、あくまでもカラダをよくするのはクライアントさん自身であり、具体的にいうとクライアントさんの免疫力や気力などを引き上げて自然治癒力を高め、クライアントさん自身で不定愁訴を改善できるカラダの状態をつくってあげるということです。
海水温熱士は治療家ではなく、あくまでもクライアントさんが治癒力を発揮出来るカラダの状態に近づけることで、健康サポートの黒子(くろこ)に徹するのが仕事だと考えています。
近年は全国に海水温熱士がいらっしゃって、幾人の方とは交流もしていますが、仕事として活動されている方は他の業界に比べると少ないといえます。具体的な海水温熱士の仕事としての活動は、私の様に店舗を構えてされている方もいらっしゃいますが、1番多いのは自宅やマンションの一室を借りて知り合いなどを中心に施術をされている方が最も多い印象です。それ以外では高級ホテルなどに常設してあるエステの代わりに海水温熱療法を取り入れている宿泊施設や出張のみというスタイルもあります。
海水温熱療法は口コミなどで広がっていくことが最も多く、他の施術に比べると認知度が低く新規顧客の流入度が低い業界になります。それでもWEB検索にて海水温熱療法を探している方は一定数いらっしゃいますので、サロンを開業したり、海水温熱士として生計を立てていきたいという場合は、ウェブサイトをきちんとつくって、丁寧に情報発信をして海水温熱療法を求めている方にきちんとした情報を伝えられる準備をするというのも大切な仕事の1つです。
海水温熱サロンnavisの資格について
海水温熱サロンnavisでの資格取得研修は、嘉数式海水温熱所定の温熱療法全過程を一通り学んでもらうことは元より、そこから1つ2つ踏み込んだ研修を行っていきます。型を学ぶことが1番大事なことですが、ただ型を行っているだけではホットタオルレベルの施術になりかねません。そうなると、型(基本的な流れ)が本当の意味で習得出来ていない状態で効果を求めて、他の施術等の組み合わせなどにより型から外れて形無しになっていき海水温熱療法の本来の効果がどんどん希薄になってしまいます。どの業界どんな施術でもそうですが、型破りは更なる効果を生む可能性大ですが、形無しは間違いなく効果の希薄性を生みます。
順番やタオルの置き方を学んで終わりではなくて、海水温熱療法の施術をしても上手くいかない場合にどうすればいいか、どういうことを意識して日々精進していくかなど型の範囲内でどこまで突き詰めていくかが凄く重要になってきます。せっかく海水温熱療法が良いと思って時間と費用をかけて資格取得をされようとするのであれば、多角的に人の健康サポートが可能な状態になって欲しいと考えています。
海水温熱療法はシンプルなのに凄く成果のだせる施術だと感じています。そんな療法だからこそ資格取得される方はしっかりと効果がだせる様に海水温熱士の認定を受けた後も頑張り続けていただきたいと思います。