海水温熱療法におすすめの天然海水をご紹介
私たちが行っている海水温熱療法で、特にこだわっているものの一つに海水があります。
水といえば、水道水・ミネラルウォーターや塩水など様々なものがありますが、どれを利用しても海水温熱療法の効果の発揮は難しいと考えています。
海水温熱療法は基本的に海水であれば、どんな海水でも施術可能ですが、経験上、都市部の港などキレイとはいえない海水では施術時に針で刺したような痛みが生じてしまう傾向があります。
実際に私も試験的にいくつかの海水を使って海水温熱を試みてみましたが、採水場所によって若干ですが身体への効果のでかたなどが変わる感覚があります。
私見になりますが、海水温熱療法に適している天然海水のおすすめ一覧をつくってみましたので、海水を購入される場合の参考にしてみてください。
天然海水とは
天然海水とは、読んで字のごとく自然にある海水のことで「海から汲み上げてきた海水」になります。
天然海水の反意語としては人工海水というものがありますが、人工海水とは塩化ナトリウムや無機塩類やPH調整剤と、水道水や蒸留水などをつかって海水に近い成分をつくったものになります。
厳密にいうと人工海水は海水様なものであり、海水ではないのですが、魚の飼育では汚染物の浮遊しているような天然海水よりは、汚染物のない人工海水の方がいいという声もあがっています。
離島や陸から離れた海洋で採取されている場合は汚染物浮遊の可能性は低くなるので、その様な海水を購入するのであれば天然海水がおすすめですし、そもそも人工海水では海水温熱療法の真価は発揮できないので、天然海水を利用することをお勧めします。
天然海水のメリット・デメリット
この世は常に陰陽で回っているので、天然海水に関しても良い部分と悪い部分があります。メリット・デメリットというカタチで以下で紹介しておきます。
天然海水のメリット
- 自然の産物なので海水としての真価がある。(海水温熱療法に使用可能。)
- 80種類以上の元素が含まれている。(人工海水は30種類程度。)
- そのまま使用することが出来る。(人工海水は水道水などで溶かさないといけない。)
- 魚や珊瑚の生育に良い。
- 水中に苔(コケ)が生えにくくなる。
天然海水のデメリット
- 価格が高い。(平均すると人工海水の3倍前後。)
- 重量が重い。(海水の量がそのまま重さになるので持ち運びや運搬に不向き。)
- 水質が安定しない。(河から水が流れ込む河口付近では特に水質が安定しない。)
- 汚染物を含む可能性がある。(採水場所によりますが、工場や人口密度が高い地域の海岸などでは汚染物を含む可能性が高い。)
海水温熱療法に必要な天然海水入手のコツ
海水温熱療法をベーシックで行った場合の施術時間は大体50分程度になり、火力や温度や湿度の違いや環境によって多少ことなりますが、1回の施術で大体6リットル程度の海水を使用するので、天然海水を購入した場合の平均値で計算すると、1回の海水温熱療法でおよそ1,000円のコストがかかることになります。
海水温熱療法は天然海水であれば、なにを使っても真価は発揮できます。
極端なことをいうと都市部の湾で採水した海水でも一定の効果をだすことは可能です。(但し、施術していると針で刺したような痛みを伴ってしまいます。)
沖縄など、キレイな海水を使った方がより効果はだしやすいですが、ある程度の水準の海水であればそこまで優劣差はないので、汚染の著しくない海水であれば、安価に手に入ることを1番の目安にした方が懸命といえるでしょう。
海に海水を汲みにいく場合
海に海水を汲みにいく場合気をつけたいのは、まずは法律です。海岸の所有権は国にありますので、例えば海岸の砂を持ち帰るのは窃盗罪にあたります。
海水に関してはグレーゾーン(多少とったからといって質量は変わらないので。)になるのですが、管轄としては漁協組合になるので、トラブルを防ぎたい場合は漁業組合に確認をとってから採水することが無難です。
そして、実際に海水を効率よく汲むには、海水採取場と車を駐車する場所が近い採水場所を探すことです。
ポリタンクなどに汲むのは大して負担は無いのですが、問題は海水が満タンに入った20kgのポリタンクはとにかく重いので、何往復も運ぶとなると運ぶ距離が遠ければ遠い程大変になってきます。
なかなかそんなポイントを探すのは難しいですが、探せば案外存在するので、ぜひ海水入手のコツとして頭にいれておいてください。
日本で通販などで手に入る天然海水一覧
私が実際に試してみてよかったと感じた海水をご紹介していきます。おすすめ順に掲載しているので海水購入の際は上から順に試してみるといいかもしれません。
小笠原諸島の天然海水
日本で初めて天然海水を販売した元祖の会社といわれており、清浄性が高く生菌数が少ないことが特徴で、東京から1000㎞ 離れている小笠原諸島という立地も相成って、汚染物の心配もありません。
小笠原諸島近海の海は世界有数の透明度を誇っていますが、リンと窒素がほとんど含まれていないことによって、プランクトンの発生がほとんどなく、珊瑚やイソギンチャク、熱帯魚の育成にも適した海水になっています。
20L 2,430円(税込・送料込) ※ 地域によって送料が変わりますので目安料金になります。
伊豆の天然海水 NAZEME10
スキューバダイビングのメッカとして有名な伊豆半島海域の表層10メートル辺りの海水です。
伊豆半島の海域は地理的排水の影響を受けにくく、海流の影響で清浄な海水が豊富で、亜熱帯地域の海水に近い海域になっています。
20L 2,700円(税込・送料込) ※ 地域によって送料が変わりますので目安料金になります。
>>伊豆の天然海水 NAZEME10はこちらから購入できます<<
石垣島の天然海水
リゾート地として有名な石垣島は、沖縄本島よりもさらに南に位置し、陸から流れ込む汚染物質や病原菌等の影響を受けにくく、亜熱帯サンゴ礁の離島であることから、海水の清浄度は群を抜いていおり、サンゴ礁の清浄でキレイになった海水は、水質測定の数値で表せない価値があります。
20L 3,800円(税込・送料込) ※ 地域によって送料が変わりますので目安料金になります。
みえ尾鷲海洋深層水
三重県尾鷲市沖合の水質415メートルから汲み上げた海洋深層水で、全国的に珍しい三重県尾鷲市の行政が汲み上げているもので、製塩の原料や魚介類の飼育や入浴用に活用できる海水です。
1番のイチ押しポイントは、良質な海水にも関わらず他者より圧倒的に安いところ。活用する機会が多い時は特におすすめです。
※海洋深層水は海水温熱療法の真価は発揮出来ないとも言われています。現在こちらの海水を検証中ですので購入は少々お待ちください。
20L 1,500円(税込・送料込)
天然海水の保存方法
天然海水の保存方法に関しては、直射日光のあたらない風通しの良い場所での保管が望ましいとされています。
保存期間に関しては天然海水を販売している業者等によってマチマチですが、天然海水にどの様な成分が入っているかによって変わるようです。
私は汲みにいった海水や、注文した海水を保管しながら使っていますが、最長1年以上経過した海水でも悪臭等なく問題なく使用することが出来ています。
ネットの情報等をみていても「何カ月置いていても大丈夫。」「3年間常温で保存していても成分は変わらない。」などの情報ばかりなので、直射日光のあたらない場所であれば安心して一定期間保存することが可能そうです。
海水温熱療法でおすすめの天然海水
上記でも述べた様に、海水温熱療法を行う場合は出来るだけ安価な海水がおすすめですが、真価を発揮しやすくするためにある程度の品質も欲しいところです。
そんな中で私が長年愛用している天然海水は、上記でも1番先頭に紹介した「小笠原諸島の天然海水」になります。
こちらの海水は1箱2,430円で割と良心的な価格となっている上に、日本本土から遠く離れた小笠原諸島近海のキレイな海水ですので、海水を沸かして異臭がすることなどは一切ありませんし、何より海水温熱療法創案者の嘉数さんが「この海水は良い!」と、太鼓判を押されたくらいの海水なのでおすすめです。
小笠原の天然海水を使っていればまず間違いないと思いますので、どの海水を使おうか迷っている場合は一度試してみてくださいね。
まとめ
海水温熱療法は太古から存在する生命の源ともいえる海水をつかって行う施術ですが、出来るだけ汚染の少ない、且つ安価な海水を使うことによって、もっともっと真価を発揮出来るはずですので、ぜひこちらの記事を参考にして天然海水を購入したり、実際に自身で活用するなど試してみてください。