知っておきたいおしりの冷えと改善方法
おしりの冷たさを感じたことありますか? お風呂に入る前にでも、おしりを触ってみてください。ひんやり冷たさを感じたら、ほぼ間違いなくおしりが冷えている状態です。
おしりが冷えてしまう主な原因
おしりが冷えてしまう原因は個人差もあって色々ありますが、一般的に大きな原因といわれているのは、以下の3つになります。
おしりの筋肉低下と機能低下
おしりの筋肉とひとことでいってしまいがちですが、おしりの筋肉には9つの筋肉があります。本来はこの9つの筋肉を機能的に動かすことが大事なのですが、ほとんどの女性は出来ていません。
歩く時の前に進む推進力は本来おしりを使わないといけないのに、脚の前を使って歩いている人がほとんどです。こうなってくると、おしりの筋肉が低下したり、おしりの筋肉の機能低下を引き起こしてしまって、どんどん冷たくなっていくのです。
おしりを圧迫するデスクワーク
ITの進歩から、世の中の仕事はデスクワーク率が急速に高まりました。実は座っている状態というのは、骨格的に考えるとカラダに負担をかけやすい状態であるのに加えて、上半身の体重によって、おしりが圧迫される状態なので、おしりの血流が悪くなったりして、おしりの冷えを引き起こしてしまいやすいのです。
腰痛を引き起こさないようにするなら、硬いところに座った方がいいですが、おしりを圧迫させないようにするにはクッションをいれて柔らかくした方がいいという、悩ましい選択も難点になっています。
カラダを冷やす食べ物の増加
流通経路の拡大や保存期間が長くなったことによって、現代社会はカラダを冷やしてしまう食べ物が散乱しています。以前は地産地消とか季節のモノを食べるといった生活習慣が主流ですが、今では好きなモノを好きな時に手軽に食べる時代です。
さらには、カラダを冷やしやすい、小麦製品や砂糖を使った製品が日常的にあるので、カラダはどんどん冷えていってしまいます。
おしりの冷えの改善方法
おしりが冷えてしまう原因は上記にあげた通りですが、原因を解消しようと思うとなかなか気合のいるものばかりです。今回は手っ取り早く冷えを改善したい方に向けて2つの方法をご紹介します。
おしりの奥の方の筋肉のエクササイズ
おしり9つの筋肉の中で、1番機能低下して弱くなっている筋肉は奥の方にあります。その筋肉が機能していないと硬くなって血管が圧迫されたり、他の大きなおしりの筋肉が使えなくなってしまうなどのマイナス面が多いので、しっかりと動かして、お尻の冷えを改善していきましょう。
おしりの奥の方にしっかりと熱をいれていく
おしりの冷えを改善するのに、半身浴などがよく紹介されていますが、半身浴ではおしりの表面しか温まりません。おしりの冷えを改善するには、おしりの奥の方まで熱を浸透させていかないといけないのです。
おしりの奥まで熱をいれるポイントは湿った熱です。タオルなどを湿らせて温めたものを継続的にあて続けると、熱がおしりの内部までしっかりと浸透していきます。
このような方法の1番のおすすめは、“海水温熱療法”で、海水で蒸したタオルを 40分程度全身にしっかり熱をいれて、カラダ全体を温めていく手法で、個人差はありますが、1カ月から3カ月くらいでおしりの冷えが改善できます。
おしりの冷えは早めの対処が肝心
おしりの冷えは、ただ冷たいというだけのことではなく、便秘や肥満、生理不順や不妊など、女性の大敵ともいえる症状へと繋がっていきます。
おしりを鍛えて美尻になるといったブームもありますが、おしりを温めて温尻になれるように頑張っていきましょう。まずはおしりの冷えを自分で感じてみるとことが温尻の第一歩なので、ぜひ今日の入浴前におしりを触って確認してみてください。