海水温熱療法でストレスすっきり爽快
海水温熱療法の熱入れポイントの1つに、後頭部(小脳)があります。
ここに熱をいれこむことが重要なポイントの1つで、海水温熱療法の理論上、ここにしっかりと熱をいれられない場合は、精神的なストレス、精神の不安定、カラダのバランス機能低下などが考えられます。
風府というツボ
海水温熱療法で、しっかり熱入れをする箇所として理論づけられている後頭部のポイントは、小脳という表現をされていますが、一般的なツボとして銘打っているのが、『風府』 というツボになります。
風府の効果や位置については、りせい針灸接骨院のHPでご確認ください。
風府のツボを刺激して得られる効果としては、頭痛・眼精疲労・目まい・高血圧・首こりなどになります。
海水温熱療法では、上記のようなものの改善にもなりますが、特に重要視しているのが、ストレスや精神の不安定など、脳にピックアップしたものになります。
因みに、ツボの世界では、上記であげたような肉体的な効能の他に、「脳のやる気スイッチ」「脳の再起動ボタン」という別名もありますので、ツボの世界でも脳にピックアップしたツボであるといえそうです。
後頭部に熱入れをした時のあちち反応
後頭部(小脳)に熱入れをした時の、お客さんのあちち反応は、いくつかのパターンがあります。
一瞬ですっと熱が入るあちち反応
後頭部(小脳)に熱入れをして、直ぐにあちち反応がでる場合は、海水温熱療法上基本的に正常といえる反応です。
この場合、施術者に跳ね返る熱もそんなになく、じんわりと熱をいれることが可能になります。受けられた方は、頭が軽くなったとか、すっきり感を感想に持つ方が多いです。
熱が入りにく場合のあちち反応
後頭部(小脳)に熱入れをしても、なかなか直ぐにあちち反応がでない場合は、海水温熱療法上、大きなストレスを抱えていたり、考えることが非常に多い、若しくは、カラダのバランス感覚が低下していることを疑います。
これまで施術していて多いのが、精神的な面で苦労されている場合で、経営者の方が特に多いです。
この場合、施術者に跳ね返ってくる熱が凄く熱く、受けられた方も結構な熱さを感じてしまいます。すっきり感もありながら、人によっては気だるさが残る場合があります。
熱が入らずあちち反応なし
後頭部(小脳)に熱入れをしようとしても熱が入らず、何枚タオルを替えても熱が入らない場合があります。
この場合は、相当なストレスを抱えていたり、相当な考え事や悩みに追われて、脳がかなり疲弊している状態になります。(自覚症状がない方もいらっしゃいます。)
このような場合は、施術者の手は跳ね返りでかなりの熱を受けてしまいますが、受けられている方は、一向に熱さを感じないという反比例な不思議な現象が起きてしまいます。
基本的に熱が入っていかないので、すっきり感や気だるさなど特に何も感じない状態になります。
後頭部(小脳)に熱をいれ続けると脳の疲労回復
上記のいずれの場合であっても、海水温熱療法上行うことは1つです。継続的に熱を入れ続けることです。
当初全く熱がはいらないような場合でも、継続していれば必ずあちち反応がでてきます。(今のところ施術3回目くらいで人並みまで戻っています。)
熱入りが出来てきた方の感想では、「頭が軽い」「頭がすっきりした」「思考が回復した」「イライラしにくくなった」などなどです。
脳が疲弊しているような状態ですと、なかなかすっきり感などは感じにくく、頭の重だるい感じがでてしまい、そのまま放置していると、だんだんその感覚も麻痺してしまうようです。(肩こり酷過ぎる人が自覚症状がないように。)
そのような脳の疲労は、海水温熱療法で、後頭部の深部に熱入れをすることによって、段々回復していく過程があちち反応によってよく解りますし、お客さんの顔色や発言によって、脳の疲労回復具合がよく解ります。
まとめ
凄く良い環境に身を置いていたり、マインド的な何かを施したりされた方など、ストレスがまったくないという方がいらっしゃいます。ストレスを感じる私にはとても羨ましいことですが、人間には適度なストレスも必要という理論もあります。
どちらがいいのか悪いのかということは、もちろん言えませんが。例えストレスが多少あっても、海水温熱療法があるから大丈夫といった、お守り的な拠り所があるのは、凄く嬉しいことです。
私もそうですが、最近お客さんが、「ストレスを感じても温熱ですっきりするから大丈夫」 というようなことを仰います。特に経営者の方は、不透明な今後の社会、よりいっそう難しくなってきたマネジメント。色んな考え事やストレスに巻き込まれていっています。
そんな事態に抗うことは出来ないので、ストレスはストレスで受け止めて、対症療法的にはなりますが、極限的に悪くならないように、海水温熱療法で脳の再起動やリセットを行ってみてはいかがでしょうか。