パニック障害における海水温熱療法
年齢:30代
性別:女性
職業:フリーランス
特徴:パニック障害等による体調不良
経緯
長年パニック障害を患っておられ、好不調の波がある中で年末を前に体調が大きく崩れ3日連続で受けてみたいと来店。
海水温熱士としての初見
お姿を拝見した印象としては、精神疾患等の雰囲気は特にみられないものの、全体的に疲弊している様に感じられた。
温熱の方針
パニック障害やうつ病の様な精神疾患がある場合は、小脳の機能低下(後頭部)がみられる為、後頭部から首にかけて特に慎重に施術する必要がある。全体的な熱入れを行いつつ頸椎近辺の温熱を意識して行っていく。
施術内容
海水温熱療法の基本的な流れで全身を50分間温めていく。上記方針に加えて脳へのアプローチが可能な目の熱入りで脳の状態を慎重にみていく。
施術回数・頻度・期間
海水温熱療法は3日連続で行うと、通常のスパンより劇的な効果が得られやすいので、本人の希望も取り入れながら3日連続の施術を行う。
施術後の経過
12月11日(初回)
基本的な熱入れを行っていくものの、なかなか熱入りが上手くいかなかった。初日ということもあり2日目3日目に期待して淡々と熱入れを行っていく。小脳の熱反応のタイミングは少し遅く感じたが熱は入っていくので多少の手ごたえを感じた。施術後の本人の感想としては多少のだるさはあるがスッキリしたということだった。
12月12日(2回目)
前日の熱入れによってどの程度改善しているか多少不安だったが、不安をよそに前日より数段熱入りがよかった。小脳や目への熱入りも前日に比べるとスムーズで、感覚的には50%位状態がアップしている様に感じた。施術後の本人の感想でもだるさは殆どないとのことだった。
12月13日(3回目)
施術前の話で昨日は割とよく眠れたしカラダの状態がよくなっている感じがするという感想をいただいた。ある程度の手応えの中3日間の総仕上げとしてカラダの状態をみながら丁寧に施術していく。
これまでの2日間とは雲泥の差で熱入りが進んでいき、感覚として少なくとも80%程度の達成感を感じた。施術後の本人の感想も凄くスッキリして元気になった気がするとのこと。
翌々日にご本人から「長年乗れなかった電車に乗れた。」「帰宅してからすぐ熟睡した。」「3日間で気力が湧いてきた。」「動悸が止まった。」「これから色々チャレンジしていきた。」という嬉しい報告がきました。3日連続の施術のパワーは凄いと改めて感じた機会でした。