海水温熱療法とは?カラダを芯から温める健康療法について
海水温熱とは?
海水温熱療法とは25年前に沖縄の嘉数氏が考案した民間療法(医療行為ではない)で、海水で蒸したホットタオルを使って、足のつま先から頭のてっぺんまで全身を温め、カラダが本来持つ免疫力や自然治癒力を高める健康療法です。
施術風景動画
海水温熱は、「熱をカラダの芯に届ける」ということがとても重要となる施術です、「熱」を感じることがとても大切になりますので、初めての方はこちらの施術風景をご覧ください。
カラダを温める健康療法
カラダを温める「温熱療法」は太古の昔から皆さんの身近に存在してきました。温泉、温石、温灸、温湿布、生姜など食品を摂取する療法など色々なものがあります。こういったカラダを温めることで、昔の人は病気や怪我が緩和されることを経験的にご存知かとおもいます。
医学が発展してからも赤外線治療や、高周波を使ってカラダを温める理学療法やハイパーサーミア療法という、ガンに焦点を絞った温熱療法が行われています。サウナや温泉、入浴も温熱療法の一つといっても良い環境にあります。
温熱療法は大きく分けると、温灸や温湿布のように患部やツボを直接温める「局所療法」と、温泉のようにカラダ全体を温める「全身療法」の2種類に分けられます。「海水温熱サロンnavis」が行う温熱療法は「海水温熱療法」になり、カラダの芯に熱を入れてカラダを温める「全身療法」になります。
海水を使ってカラダを温める理由
100年以上前から研究されていることですが、血液などカラダ内部の水分は海水の組成成分と非常に近似しており、一般的にカラダの構成成分60%~70%が水分(地球の面積に対する海の割合も69%なので、実はカラダの構造と海や海水には多くの接点があります。)であることから、人間のカラダは海水と親和性が高いといえます。
海水のエネルギー媒体としての特徴
海水は採取する場所や汲み取る深さ等によって多少の有意差はあるものの、エネルギー媒体として基本的には以下の様な特徴を持っています。
- 電気伝導性を有する
- 熱の伝達に優れる
- 振動や波動の伝達に優れる
- 体液の循環を促す
- エネルギー情報を記憶する
これらの特徴をふまえると、海水を活用して海水温熱を施術することは以下の効果が期待出来ると言えます。
- カラダへの熱伝達がスムーズになり熱浸透が困難な深部までしっかりと熱を届けることが可能。
- 量子力学的な海水が持っている情報や振動をカラダ内部にスムーズに伝達することが可能。
- 本来のエネルギー情報を伝達し体液やエネルギーの循環を促進させる。
海水のもつ陰陽の螺旋エネルギー
一説によると海水は陰と陽の螺旋エネルギーを保持しており、
陰は左回りの螺旋渦で浄化(デトックス)
陽は右回りの螺旋渦で活性(熱エネルギー流入)
となり、鍋で海水を沸かすと左右の螺旋渦が現れたり、大小の螺旋渦が現れることから、施術時も沈着や滞留が起こっている部分は左螺旋渦の湯気が現れることがあります。
エネルギー医学の観点からいくと外向きの螺旋エネルギーが正常だといわれているが(内向きの螺旋エネルギーの場合は不定愁訴が現れるとされる。)海水の持つ陰陽の螺旋エネルギーによって混沌を秩序へと転換させる流体エネルギーを増幅させ、外向き螺旋エネルギーを増幅させる可能性が高いと考えています。
海水と熱エネルギーの相乗効果
近年「カラダを温めることが健康にとって大切だ」ということが認知され、温活という言葉もよく聞きます。
しかし、カラダを温めることは思ったよりも難しく、長時間お風呂に浸かったとしてもなかなかカラダの芯を温めることは至難の技だといえます。
海水温熱療法は海水と熱エネルギーの特性を生かしてカラダの深部まで熱を送り届けることが大きなポイントの1つといえます。
物理学での熱とは「温度差によってエネルギーが自然に流れること。」と定義され、熱は温度の高い方から低い方に流れるという特徴を有しており、海水温熱療法は海水を沸かすことによって起きる熱い蒸気で熱エネルギーを効率良く湿ったタオルに伝導させ、そのタオルの熱エネルギーをカラダに熱伝導させることでカラダを温めていきます。
熱伝導性を高めるためにタオルを湿らせ、且つ海水の熱伝達有意性をプラスし、体温より少し高めの40~45℃ という温度設定にしている為にスムーズにカラダ深部に熱エネルギーを浸透させることが可能となっています。
海水温熱療法に期待できること
1.血流改善
海水温熱でカラダを温めることで全身がほぐれ、血流が活発になり、綺麗な血液へと導くこと。
2.老廃物、有外物質の排出
発汗作用により、カラダに有害な物質の排出。
3.自律神経の調節
背中を温めることで自律神経を整え不定愁訴の緩和。
4.免疫力の強化
カラダを温めることで副交感神経が優位になったり、免疫細胞である白血球の活動を後押しすることで免疫力向上に役立ちます。
5.神経伝達向上
背中を温めることで、全身への指令を司る中枢神経の伝達力を後押しします。
6.ホルモンバランスを整える
自律神経、免疫力、内分泌関係は相互に関わりを持っており、それらを後押しするようにカラダを温めることで、それぞれが本来持つ能力を高まりカラダが本来の状態、ホルモンバランスが正常な状態へと導きます。
7.新陳代謝の向上
血流が促進され細胞の隅々まで血液が届くようになり細胞が活性化し、新陳代謝が促されます。
汗とともに老廃物を流す海水温熱療法
海水温熱療法では体内にあるしこりに熱を入れて、ゆっくりとほぐしていきます。 このしこりは老廃物の塊で、しこりの多い人ほど血流が悪く、カラダも冷えていきます。当然カラダの冷えを感じている人は体調も悪くなってしまいます。
海水温熱で血流を高めると、その血流によって老廃物も運ばれ排出されるので、汗をかくことで老廃物をカラダの外へ排出することができるのです。 体内では多種多様な老廃物が作られ蓄積してきます。 排出をしないと溜まる一方なので、体調を崩すのも理解ができます。 またカラダの内部だけでなく、外側から入り込んた有害物質(添加物や農薬などに含まれる化学物質や有害金属など。)もあり、こうした有害物質は皮脂腺にたまりやすいという話もあります。
皮脂腺は汗腺の近くにあり、これらを温めることで汗腺や皮脂腺が開いて老廃物と有害物質を効率的に排出できることになります。
海水温熱療法で免疫力にアプローチ
体温が低いと、免疫力が低下するということは皆さんもご存知かと思います。では、なぜ体温低下が免疫力低下を招くかはご存知でしょうか?それは、血流との関係が深く「血流が良くなれば体温があがる」からに他なりません、血流が良くなると白血球が活性化されるので、酸素が行き渡りやすくなり栄養も細胞に届きやすくなるからなのです。
また血流が促進されると白血球は血液内を移動し必要なところへすぐ運搬できるようになるため、体温上昇>血流改善>免疫上昇は理にかなっていることなのです。
自律神経の調整役としての海水温熱療法
背中には脊髄と言われる大切な中枢神経が通っており、これに沿って自律神経が通っています。 自律神経は覚醒や興奮をもたらす交感神経と、安息をもたらす副交感神経によってバランスがとられています。
全ての器官はこの自律神経によってコントロールされているため、これが乱れると、血圧、呼吸、発汗、消化、血流、睡眠など生活に必要な全てのコントロールが乱れてしまいます。
海水温熱療法で背中を温めるということは、この情報の伝達をスムーズにするということになり、神経の流れを安定させ、ホルモンバランを整える手助けができるのです。
悪いところが分かるアチチ反応が海水温熱療法のポイント
海水温熱療法を施術していくと、ほとんどのお客様が「アチチ」と言われます。これは熱をカラダに入れるとその熱が深部に入らずに(老廃物が溜まっており血流がよくないため)熱く感じられるためです。 こういったアチチ反応が出るところには、特に丁寧に熱を入れてほぐすようにしています。みなさん驚かれるところですが、ほぐれたところは老廃物が流れるのでアチチ反応が出なくなります。
これを私たちは「アチチ反応」といっています。お客様自身でも、自身のカラダの状態を認識していただけるために、遠慮せずにアチチと声を上げいただいております。 皆様も海水温熱を受けられる際は遠慮なく「アチチ」と叫んでくださいませ。
見た目でわかるカラダの反応
カラダは実に正直なもので「アチチ反応」もさることながら、表面的にも反応が出るのが海水温熱の凄いところです。こちらの写真のようにカラダに不具合がある場合は、熱がうまく入らず、不具合な箇所が白くなり赤みがまばらの状態となります。
(▲背中のコリ部分や、肝臓に熱が入らず、真っ白な状態) 海水温熱療法は、熱をカラダの深部へ浸透させていく施術ですが、筋肉のコリや血流が悪い箇所は、熱が浸透していかないという特性ががあります。
赤い部分が正常な状態で、白いままだとその部分が良くないことになりますので、健康的な場合は、全体が綺麗な赤みを帯びるような変化が見られます。ご自身では認識していなくても、カラダは正直に反応してくれるので、海水温熱療法は健康への意識が変わる良いきっかけにもなります。
現代医学と海水療法の考え方の違い
現代医学と海水療法を比較するのに例えられる表現として「水槽の魚」があります。水が汚れた水槽の中に魚がいる。(人のカラダに例えると、汚れた水が細胞外液で、中にいる魚が細胞。)この魚が病気になってしまった時に、現代医学は薬で魚の中にいる菌を殺せば病気は治ると考えるのに対して、海水療法は病気の原因は水だからキレイな水に取り換えてあげれば健康を取り戻せると考えます。
具体的に比較すると以下の様な考え方になります。
現代医学:病気はカラダの外にある微生物に起因する。
海水療法:病気は人体内にある微生物に起因する。
現代医学:病気は特定の微生物に関連づけられる。
海水療法:病気は特定のカラダ状態に関連づけられる。
現代医学:微生物は病気の第一の原因である。
海水療法:健康状態が病気の第一の原因である。
現代医学:病気は誰でも侵すことができる。
海水療法:病気は不健康な状態の上に築かれる。
現代医学:病気から身を護るために防御態勢を築かなければならない。
海水療法:病気にならないためには体内環境を健康な状態にしなければならない。
海水療法のすすめ
上記(現代医学と海水療法の考え方の違い)の様に海水療法の考え方では病気の原因は細胞外液であり、血流やエネルギーの流れなどが滞ることによって、カラダの循環が低下しカラダの不定愁訴を起こすものが沈着していき、これによって菌やウイルスをはじめとするカラダの不定愁訴を引き起こすものを撃退出来ないカラダ(免疫力低下や自然治癒力低下。)になってしまうと定義しています。
現代の社会環境は、添加物や農薬まみれの食品、電磁波や放射性物質など健康を維持するのに障壁の高い状態になっており、カラダの細胞外液が滞りやすい環境になっているので、海水療法等でカラダ内部環境の循環を促すことが大切になってきます。
海水温熱については私なりに健康療法としての可能性をメカニズムから考察していますのでよろしければこちらの内容もご覧ください。