熱々!海水温熱情報

体を温めるおすすめの部位は首・手首・足首の3首

身体を温めて不調を改善する海水温熱ですが、ご来店される方の多くが、冷えや低体温など体が冷えていて不調を訴えられている方が多くおられます。身体を温めるということは健康維持のために、もとても大事なことですが、自分では何を気をつけたり、どうしたら良いかが分からないとご相談いただく方もおられます。

今回の記事では、自分で身体を温めたい方に、特に「温めたほうが良い身体の部位」についてご紹介していきます。温める部位がわかれば、ホットタオルなどを使ってご自身で温める際の効果も高まりますのでぜひお役立てください。

温めるべき身体の部位

身体を効率的に温めるときに特におすすめの部位が3つあります。

それは

  • 手首
  • 足首

この3つの首になります。

昔から首とつく身体の場所は特に重要な身体の部位として知られています。

首とつく部位を温めましょう

これらの3つの首は、体の他の部分と比べて血管が浅く、血流の多い動脈が皮膚近くを通っており、温めることで体全体の循環に良い影響があるためで、温める主な効果は以下のようなものがあげられます。

血行促進

温めるというケアは、血管を拡張させ、スムーズな血流へと繋がります。そしてスムーズな血液循環は、酸素や栄養素を細胞に効率的に供給し、体の不要な老廃物を運び出すのに役立ち、このスムーズな循環により体温も保たれます。

心臓への負担軽減

首、手首、足首を温めることで、これらの部位に血液が集中し、心臓にかかる負担が軽減されます。

特に寒い環境では、これらの部位が冷えると、心臓は労力を多く必要とするため、首のつく箇所を温めることは心臓への負担も軽減すると言われています。プールや温泉など入る前に水浴びや湯浴びをするこういった理由があるからなんですね。

緊張の緩和

首、手首、足首は血流において重要な部位にかかわらず、外気に晒されている部位になります。ここに温かさを感じることは、身体全身の地の巡りがよくなるためにリラックス効果をもたらすことに繋がります。

ストレスや緊張の軽減につながるということですね。

冷え性の緩和

首のつく部位は衣服を着ていても露出が多い部位になり、一般的に冷えやすく、冷え性の症状が現れることが多くあります。

これらを温めることは、冷え性の人にとって特に有効で、寒冷な季節や寒冷な環境で、マフラーや手袋、靴下が一般的に普及しているのも頷けることとなります。

おすすめの温め部位「首」

首はとても重い「頭」を常に支えているために、身体の部位でいえば常に働き続けている部位になります。

特に良くない状態(ストレートネックなど)で首を使い続けていると、本来持っている首周辺の機能ががうまく発揮できなくなります。そして、首につながる「頭」は身体の部位でも特に「血」を必要とする部位で、首を温めることは、血の回りをよくすることに繋がるので、脳へのスムーズな血流を補助してくれるというわけですね。

また重たい頭を支えて行うデスクワークなどなどでは首の筋肉が緊張して硬くなることが多くあります。長時間のデスクワークや悪い姿勢を続けることがあると、首の筋肉に緊張がたまりやすいので、筋肉をほぐし、緊張を緩和するという意味でも首を温めることをお勧めしたいです。

おすすめの温め部位「手首」

手首は多くの血管が通っている部位で、主にてや指の血流を制御しています。

手首を温めることは、血管を広げ、血流を増やす効果があります。これにより、手や指に酸素や栄養素が適切に供給され、冷え性の症状を緩和し、手先の冷たさを軽減することができます。

また、手首は手の動きを調整し、支える重要な関節の一つです。手首を温めることは、関節の柔軟性を促進し手の運動能力を向上させます。特に手首のこわばりがある場合、温熱療法は症状を和らげるのに役立ちます。手首は身体の中でも良く動く部位になりますが、心臓の位置よりも低く血流という点では常に頑張っている部位になります。

よく準備運動などで手首をブルブルさせる運動がありますが、手首を柔軟に柔らかくし、よく動く手首にしておくことは体にとっても非常に良いことと言えます。

おすすめの温め部位「足首」

足首は心臓から一番遠く血流も滞りやすい箇所になります。

血流という点で見ると、足首は足の血流を制御する部位で、足首を温めることは足先への血流を上げる効果が期待できます。足先への血流が良くなると、足の筋肉や組織に酸素や栄養素が適切に供給され、冷え性やむくみを軽減することに繋がります。

また、足首は身体の運動機能に影響を与える重要な部位で、正しい姿勢や歩行を維持するのに必要不可欠な部位になります。足首を温めることは、関節の柔軟性を高め足の運動能力を高めます。これはスポーツや運動を行う以外にも、普通に歩く・座る・立つなどの日常生活にも大きく影響し、怪我の予防にも役立ちます。

余談ではありますが、併設しているジムで腰が曲がり杖をついた方が、トレーニングと整体によって杖なしで歩けるようになっておられるました。担当するトレーナーに話を聞いたところ、足首をしっかり使えるようなレッスンを行っていたらしく、足首は「スーパーフィシャル・バック・ライン」という身体を正常に保つための重要な筋膜の一部ということで、この足首をしっかり使えるようにしたことがその方にとってすごく効果があったということでした。

足首を温めたり、柔軟性を高めておくということは、日常の健全な生活を保つという点でもやはり需要ということですね。最近の靴下で「くるぶしソックス」なるものが販売されていますが、おしゃれという観点では良いのかもしれませんが、健康という観点では、大事な足首を全くサポートできていない(温めていない)ので見かけた際は少し残念な気持ちになってしまいます。

3首を温める順番と注意点

海水温熱士としてお客様の身体を温める際に大切にしている手順があります。それは、心臓から遠いところから温めるということです。皆さんもなんとなく聞いたことがあるかもしれませんが、急な温度変化は心臓に負担がかかるということを耳にしたことがあるのではないでしょうか?

また、風などで熱が出て1度2度体温が上がっただけでも、ものすごくしんどくなった経験も皆さんおありでしょう。あまり意識はしたことがないかもしれませんが、それほど温度の変化というものは体への影響があるということです。ですので、ご自身でホットタオルを使って3首を温める際には、

  1. 足首
  2. 手首

の順番で温めるようにしてください。そして、温める際のもう一つのポイントは、「湿った熱で温める」という点です。

体への熱の浸透は、乾いた熱は浸透しずらく、湿った熱のほうが体へ浸透しやすいという特徴があります。温めるものとしては、カイロや温熱シートがありますが、身体を温める(身体の芯から温める)という点では、ご準備ができる方はホットタオルなどの「湿った熱」で温めることをお勧めします。

ホットタオルは自分で作れますので作り方やホットタオルの使い方など試してみたい方はこちらをご覧ください。

温め効果抜群!蒸しタオルの魅力と効果を徹底解説>

ご自身で温める際には、急激な温度変化や加熱は火傷などにも注意が必要ですので、必ず適度な温度で行うようにしてください。

まとめ

今回は温めて欲しい身体の部位ということで3首「首」「手首」「足首」をご紹介しました。

今回は、温めるという視点でお話をしてきましたが、「冷やさない」ということも体にとっては非常に良いことですので、普段から衣服などで温めるなどもお勧めの健康法と言えます。

身体を温めることは身体を健康に保つという点でとても大事な要素となりますので、まずはこの3つ首から温めるように意識して健康維持に努めて下さい。

 

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