コーヒーをやめたら本当に人生が変わるのか?健康視点からの検証

私が健康情報を集めるためにフォローしている方たちが、ここ最近コーヒーに関する検証を挙げている方が多くいらっしゃって、中には「コーヒーをやめたら人生が変わった!」という鮮烈な言葉を発っせられている方もおられました。
かくいう私も半年前位まで、ほぼ毎日オーガニックコーヒーを飲んでおり、半年前にふとしたことでコーヒーをやめたのですが、確かにコーヒーを飲む習慣が無くなったら身体の健康状態も体感として数段階アップしました。
コーヒーをやめたら人生が変わるのか?
そこまで劇的な変化が得られるのか?
今回の記事では、そんな疑問に関して健康視点から人生を変えると云われる根拠を模索して検証してみたいと思います。
コーヒーは身体に良いのか?それとも悪いのか?
コーヒーに関してはこれまで様々な情報をみてきましたが、未だに身体に良いのか悪いのか、その判断が難しいモノになっています。
まずは関連研究などを基に、コーヒーの身体に対する良し悪しの根拠をまとめていきます。
コーヒーが身体に良いとされる関連研究
コーヒーが身体に良いとされる研究結果には以下の様なモノがあります。
全死亡リスク及び心疾患、脳血管疾患及び呼吸疾患による死亡リスク減少
その他医学誌等で紹介された健康メリット
- 特定のがんのリスクを低減する可能性 イギリス医学誌BMJの研究レビュー
- 心臓の健康保護 イギリス医学誌BMJの研究レビュー
- 2型糖尿病予防 学術誌『Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism』に掲載
- 虚弱リスク低下 学術誌『European Journal of Nutrition』に掲載
- 長寿に有用 米国内科学会の学術誌『Annals of Internal Medicine』に掲載
- 運動能力促進 学術誌『International Journal of Sport Nutrition and Exercise Metabolism』に掲載
コーヒーが身体に悪いとされる関連研究
コーヒーが身体に悪いとされる研究結果には以下の様なモノがあります。
コーヒーを多く摂取するグループにおいて小細胞肺がんのリスクが上昇
その他医学誌等で紹介された健康デメリット
- 睡眠阻害 米国睡眠医学会の学術誌『ジャーナル・オブ・クリニカル・スリープ・メディスン』に掲載
コーヒーに関する研究を鑑みて
コーヒーに関する研究などを色々と調べてみましたが、1日1杯~3杯程度のコーヒー摂取が健康に良いという研究データ等の方がたくさんでてきました。(中にはどちらでもないという研究結果もいくつかありました。)割合的には2:1~3:2位の割合で、コーヒーは健康に良いとされる研究データの方が多い印象です。
学術誌等の掲載については、コーヒーが健康に良くないという誌面は殆ど見当たらなかったので、一般的にコーヒーは健康に良いと認知されている傾向にあるといえそうです。
SNS等やニッチな情報を調べてみると、個人差は大きいが体質や飲み方によっては、以下の様な悪影響を示唆する情報が多くみられました。
- 睡眠障害 寝つきが悪くなり、深い睡眠を妨げる。
- 不安感焦燥感 高用量で不安を悪化させる。
- 血圧上昇 短期的に血圧を上げる作用がある。
- 胃腸への負担 胃酸分泌を促すため胃痛や胸やけを感じやすい。
まとめると、コーヒーは一般的には健康に良いということになっていますが、過剰摂取や身体に合わない人にとっては健康に良くない影響を及ぼすものという認識になりそうです。
コーヒーをやめた人たちの変化
私はコーヒーをやめたことによって胃腸など消化器系の状態がアップしたというのが最大の変化でした。
コーヒーをやめて数か月後につき合いでカフェに入ってコーヒーを飲んだ後にトイレにいくと尿から独特な異臭がしましたが、これがコーヒーを飲んだ時の利尿作用というものだと改めて感じました。
利尿作用があるということは身体にとって不要であったり、害になるものをはやく体外にだしたいということで起きているので、アルコールを飲んだ時と同じように身体の中で代謝しきれないモノを体外にだそうとする作用が起きているのを目の当たりにし、私にはコーヒーは不必要なんだと再認識しました。
私の体感では胃腸など消化器系の状態がアップしたことが大きな変化でしたが、SNSなどで実際にコーヒーをやめた人の報告を整理すると次のような変化が多くみられます。
- 夜ぐっすり眠れるようになった
- 朝のだるさが減り頭がスッキリする
- 胃腸の不快感が軽減した
- 肌の状態がよくなった
- 慢性的な疲労感が減った
- 不安感や焦燥感が減った
- 穏やかな日常を過ごせるようになった
- 頭の回転の鈍さがなくなった
- 集中力と思考がクリアになった
- やる気が充実するようになった
【結論】コーヒーをやめると人生は変わるのか?
コーヒーをやめると人生が変わるかどうかの答えは、変わる人は確実にいるという感じの答えになりそうです。当たり前のことですが、すべての人人生の人生が変わる訳ではありませんし、コーヒーを飲んでいる方が良い人生を生きれる方もいらっしゃる筈です。
コーヒーをやめると人生が変わる人の傾向は、過剰摂取やコーヒーが身体に良いという概念に捉われて無理に飲んでるとか、カフェイン中毒の様になって依存しているなど極端な状態の方が多いきらいがあります。
こういった場合は、コーヒーをやめることで劇的にQOLが改善する可能性があり、そういった場合は人生が変わることを体感できる方も多いのではないでしょうか。
海水温熱師としての見解とおすすめ嗜好品
海水温熱師として、これまで何千回という施術をしてきた私の印象として、コーヒーとのつき合い方は、たまに飲むくらいが丁度いいになります。
どこかにでかけたり、料理に合わせるなどの場合にコーヒーは必要ですし、そんなタイミングで摂取すると気持ち的なものが向上しますし、消化器系にもそんなに悪影響もありません。
ですので、コーヒーを完全にやめるという極端なことはせずに嗜好品としてたまに摂取しながら身体の状態をみながら、質の良いものを摂取していくのがベストだと思います。
クライアントさんの中にも、コーヒーが大好きな方が何人かいらっしゃいますが、それらの方に共通するのは、膵臓と腎臓の機能低下と全体的な身体の流れの滞留で、なかには顔色が土気色ぎみであったり、髪の毛が細くなっている方もいらっしゃいます。
この様な方は過剰摂取によりカフェインが代謝しきれていないとか、消化器系がオーバーワークになっている可能性が高いですが、元々の身体の許容範囲を超えると(なんでもそうですが)不健康になる可能性は十分あります。
とはいえ、コーヒー断ちが出来ない方も一定数いらっしゃって、タバコやアルコールなどの嗜好品と同じように、やめられずに苦しんでいる方もいらっしゃいます。
私はコーヒーにハマった期間が1年程度で、しかもオーガニック水出し薄めのコーヒーだったので依存度はかなり低かったですが、コーヒー断ちが苦もなく直ぐに出来たのは、コーヒーの代替品として松葉茶を飲んだことが大きかったです。
松葉茶をしっかり煮だすと、コーヒーに負けず劣らずの苦みがありますし、病みつきになるいい意味での癖があります。結局苦けりゃいいんだという結論に至った感は否めませんが、いずれにせよ、まったく違和感なく1日でコーヒー断ちが出来たことは良いことでした。
因みに松葉茶をスラミンという成分にデトックス効果と解毒効果があって、免疫機能等を高めてくれてしかも安価なのでかなりおすすめです。
まとめ
コーヒーをやめたら人生が変わるのか?という検証は人によって様々なのできちんとした結論はだせませんが、一般的にはコーヒーは健康に良いとする傾向にあることが再認識出来ました。
私的にはコーヒーを習慣化せずに、たまにの嗜好品にしておいた方が健康には良いと感じていますので、もしコーヒーに疑念を持たれている場合は、その辺りからスタートしてご自身の身体やスタイルに合ったコーヒーとの付き合い方を探していくのが良いかと思います。
あまり極端に考えず気軽にコーヒーと付き合って、よりよいライフワークを楽しんでください。