仙骨(せんこつ)を温めて血行改善
仙骨ってなに?
TVや雑誌でも目にすることがある仙骨ですが身体のどこに位置するのでしょうか?
仙骨は骨盤の一部で背骨の一番下に位置する三角形の骨です。
文字通り「仙人の骨」英語でも「聖なる骨」と呼ばれるのは仙骨が身体の中心に位置し背骨を支える役割もあるとても重要な骨だからなのです。
仙骨の上には背骨がありその上には頭(5kg前後)があります。
背骨は頭のほうから頸椎(ようつい)胸椎(きょうつい)腰椎(ようすい)仙骨(せんこつ)です。
身体の中心にある仙骨には常にその重さがかかっており、この仙骨が正しい位置にないと身体のバランスは崩れてしまいます。
仙骨は動く?
仙骨の左右には腸骨がありこの2つをつなぐ関節を仙腸関節(せんちょうかんせつ)といいます。
関節といえども3~5mmほどの可動域しかないので外見ではほとんど動きがわからないかと思います。
人間の女性は妊娠出産に伴い仙腸関節に妊娠出産痕が形成されることがあります。
これは妊娠時に仙腸関節をつなぐ靱帯が緩み可動性が増すことで関節を構成する軟骨が破壊され圧痕が形成される現象です。
出産した女性の腰痛の原因のひとつともいわれています。
仙骨からくるトラブル
このように仙骨には可動性があり関節もあります。
熱を入れるということはその箇所の可動域を改善させる効果もあります。
運動前にウォームアップをすると動きやすくなるのと同じです。
では、仙骨が冷えていたり正しい位置にないとどのようなトラブルを引き起こすのでしょうか?
頭(顔)のゆがみ
土台である仙骨がゆがんでいるとその上に位置する背骨、頭にも影響を及ぼし顔のゆがみにも繋がります。
首の痛み、肩こり、腰痛
背骨の適正なS時カーブが崩れてしまうことで首や背中の筋肉に不必要な緊張が生じます。
冷え性
仙骨の近くには腹部大動脈から枝分かれした血管が走っておりこれらの血流が悪くなると身体の冷えを引き起こします。
生理痛、生理不順
仙骨は骨盤の一部ですが骨盤は、男性では前立腺、女性では子宮・卵巣などの重要な臓器を内包しています。
卵巣ではエストロゲン、プロゲステロンという女性ホルモンが分泌されていますが仙骨にズレやゆがみが生じるとホルモンバランスが乱れる一因となってしまいます。
海水温熱で仙骨を温めると
上記の症状にお悩みの方は多いかと思います。
仙骨を温めることで骨盤が内包している臓器の血流が良くなり働きの改善が期待できます。
仙骨も含め、骨盤周りを温めると「冷え」などの緩和にも繋がります。
ご自宅でできる仙骨を温める方法もまとめているので是非ご覧ください!